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「藤森流急戦矢倉」に書いてあった急戦矢倉の基本 ~社団戦敗戦記~

2014.11.11 | 島田修二

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みなさんこんにちは。
ついに風邪が治った気がする島田です。

先日社団戦に行ってまいりました。

そこで、こんな局面になったのでございます。
上の方(後手番)が私です。

そうです。私の狙いは急戦矢倉。ここから△7三桂~△4四銀~△5五歩~△6五歩という淡い夢をみていたのでございます。

しかしここで相手が指したのが▲3五歩!!
△同歩▲同角△4四銀に▲2六角!!

まじ!?そっち?

▲2六角と居座られてみると▲7一角成があるので銀が動きにくい・・・。
しかも△5五歩▲同歩△同銀となったときに▲5三歩がある・・・。

▲7一角成を防いで△7三桂~△8一飛としてみたんですが、後で△8五桂としたために、この飛車が攻めにも守りにも一生働かなくなりました。

相手は飛車が働かないと思いきや▲3八飛の一手で急所に直通。しかも飛車を引いたために▲5二銀△同玉▲3二飛成の筋に怯えるはめに。

絵に描いたような急戦矢倉の失敗形になってしまったのでございます。

どうしたらよかったのかな?と思って手に取った藤森先生の「藤森流急戦矢倉」。
攻める楽しさを教えてくれる戦術書で、プロからの評価も高いこの一冊。

パラパラ読んでみると、該当する局面が出てきたのがなんと10ページ!!はやっ!

▲2六歩をみてから△5二金と上がらないと▲3五歩~▲2六角で困るよと。
そうだったんすか!

むしろ飛車先不突き矢倉に対して急戦矢倉が有効と思っていた私。

心が洗われました。

せっかくマイナビにいるんだからもう少し将棋強くなりたいと思った2015年の秋。