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下村記者の棋楽にいこう 第18手 墨田棋楽会

2014.09.16 | 

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 皆さんこんにちは。週刊将棋の下村です。秋の職団戦が23日に迫っていますが最近は実戦不足、研究不足のために心配です。前回みたく暴発しないように、今回は落ち着いて指してチームの足を引っ張らないように何とか頑張りたいものです。

 9月~10月は大きな対局やイベントが目白押しですね。週将編集部員はかなり忙しい時期です。筆者もタイトル戦は王座戦第2局~第3局と連投取材で、箱根~仙台の秋保温泉に行ってきます。王座戦は秋の棋戦ですが、この時期は暑さも和らぎ一番良い季節なので楽しみです。

 さて、話は変わりますが筆者のブログタイトル名「棋楽にいこう」ですが、このネーミングはある将棋同好会の名称から取っています。気楽と棋楽を掛けています。筆者が住んでいる近所で開催ということもあり、10年ほど前から参加し続けていますが驚くべきはその歴史です。

 昭和44年に立ち上げてから、2ヶ月に一度の例会。年に6回の活動を今日まで先人たちが45年間ずっと続けてきました。そして10月にはついに節目の第250回!の例会を迎えます。せっかくですので棋士をお招きしてイベントを行うことになりました。伝統ある支部ならいざ知らず、将棋同好会でこれだけ長く続いているというのは筆者は聞いたことがありません。地元の公民館を借りて昼~夕方まで将棋例会、夜からその場所で宴会が始まるのが棋楽会のスタイルで、年代や棋力の違う人との交流を楽しんでいます。

 記録もしっかり管理されており、成績によって段級が昇降するので独特の緊張感があります。道場でも今は減りつつある手合い割りを採用しており、高段者がなかなか勝てないのも特徴的です。昭和の趣きがタップリの同好会ですが、ネット将棋全盛の中でも、こうした古き良き対面将棋も筆者は好きなのです。