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新刊案内「角交換四間飛車破り 必勝ガイド」~11ページまでで覚えた基礎知識~

2014.08.29 | 島田修二

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みなさんこんにちは。
編集部の島田です。

近頃、急に寒くなったと思いませんか?
と、いうわけで今日も新刊案内いきます。

9月下旬発売予定、石田直裕先生の
角交換四間飛車破り 必勝ガイド」です!

今や角交換四間飛車が大ブーム。

居飛車党の私としては、手を焼く日々が続いております。
▲6六歩を突かずに▲6八飛とされた時点でいやになっちゃいます。
角交換四間飛車が優秀な理由は、私が考えるに以下の3つ。

(1)振り飛車の弱点は角頭なのに、盤上に角がない
(2)▲8八同銀と角を取ると穴熊に組みにくい。ついでにコビンがすかすかしているので銀冠にするのも怖い
(3)こちらはどこを攻めていいのか分からないのに、向こうには逆棒銀という明確な狙いがある
(4)逆棒銀の受け方を知らない


と、いうわけでこの本は私にとっては救世主です。

石田先生のガチ研究がいっぱい書いてあるのですが、私クラスだと11ページ読んだところですでに感動の嵐。
you are my soul soul いつもすぐそばにあるあれです。

まず、角交換四間飛車の狙いは言わずもがなの「逆棒銀」。
で、逆棒銀の受け方には2つあるのです。

一つは▲3六歩から桂を使って受ける方法



これで△2五銀は防げました。わーい。
が、▲3六歩には△4四銀と出られて

これで△3五歩▲同歩△同銀を狙われてまずいらしいです。
確かにまずそうです。もう負けです。

で、第2の手段が▲4六歩で銀を使って受ける方法。

確かに受かってます。
この▲4六歩・4七銀型が振り飛車側のいろんな狙いを封じるいい形なんだそうです。

で、振り飛車の攻め筋を封じて、角交換された分の手得を生かして玉頭の厚みで勝つというのが石田先生の教え。

確かに、角交換四間飛車を原理的に、論理的に破ろうと思ったら角交換で得した▲8八銀の一手を有効利用することになるわけだから、じゃあ矢倉や銀冠にして、玉頭戦に持ち込もうと。なるへそ。

ただ理想形の▲4六歩・4七銀型にも問題がありまして。

▲4六歩で受けようと思うと、この局面で▲4六歩を突かないといけません。

飛車がいるところを突いてるんだから、当然△4四歩と突いてきますわな。

それに対して有効な反撃があるかどうか。ここが重要だと。確かに。

・・・と、いうことが11ページまでに書いてありました。
いやー、勉強になった。

え?こんな基本も知らなかったの?
という声が聞こえたような気がしますが、馬耳東風の心で無視します。

今度ブログを書くときは22ページくらいまで勉強してから書くことにします。

私のように角交換四間飛車に毎夜うなされている方には必見の一冊だとも思いますので、ぜひ手に取っていただければ幸いです。

宜しくお願いいたします。