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荒井記者の日々徒然・昔の棋譜用紙

2014.07.29 | 週刊将棋編集部

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 みなさん、こんにちは。週刊将棋の荒井です。

 現在作成中の8月6日号の加藤一二三九段による「ひふみんの次の一手」は1972年6月、対原田泰夫八段戦のA級順位戦からの出題でした(肩書きは当時)。
 毎回、次の一手の問題図を作成しますが、今回は40年以上前の将棋なので、手元にあるデータベースには棋譜が入っておらず、図面が作成できない。加藤九段に相談すると、当時の棋譜がFAXで送られてきました。
 現在の棋譜用紙は1枚に150手書き込めますが、当時は80手と少なめ。時間を記録するスペースも異なります。写真で見たことは何度かありますが、FAXとはいえ現物を手にしたことはあまりなく新鮮でした。
 原田九段はA級通算10期、「玉損の攻め」といわれるほど攻撃的な棋風で知られる名棋士です。近藤正和七段や鈴木環那女流二段の師匠でもあります。詰将棋作家としても有名。先日、将棋大会でズタボロにされた記者は、原田九段の詰将棋本を密かに買い、日夜、終盤の特訓しています。トリャ~、ムズイ。