雨宮編集長のコゴト | マイナビブックス

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雨宮編集長のコゴト

2014.05.31 | 週刊将棋編集部

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 Ponanzaの開発者、山本一成さんを取材した。その模様は6月4日号をごらんいただくとして、紙面に載せていない話題をひとつ。期待されると困るので先に書いておくが、たいした話ではない。本題とは関係ないので、載せなかっただけだ。

 
 山本さんとは初対面だった。もちろんいろいろな場でお見かけしたことはあったが、きちんと挨拶してお話しする機会はなかった。
 まずは型通り名刺交換。すると山本さんが「編集長がわざわざ」と恐縮するので、「いやいや、別にそんなたいしたもんじゃなくて」と言うと、謙遜と思われたか「いやいや、やっぱり編集長ですから」と重ねて立ててくれる。
 
 実は、こういう状況は初めてではない。どうも編集長という肩書きは過大評価されることが多いようだ。
 確かに、漫画やドラマに登場する編集長氏は、やたらと権力を振りかざし、部下を牛馬のごとく働かせ、フリーのライターはボツをちらつかせてこきつかい、夜は銀座を練り歩き、「あ~ら編集長、ご無沙汰じゃありませんか」ときれいどころに声をかけられ……
 ようするに、編集長は王様だ、というイメージが創られていたりする。山本さんも、そう思っていたらしい。
 
 買いかぶりもいいところである。筆者は会社の役職としてはただの課長に過ぎない。課長手当はあるが、編集長手当などない。ふりかざすほどの権力はなく、部下はおだてながら働いてもらい、フリーのライターには腰を低くし、夜の銀座には行ったことがなく、声をかけてくるきれいどころもいない。
 
 将棋世界の編集長?
 まあ同じようなものですよ。
 
 ブログのタイトルを「編集長はコモノ」にしようかな。