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竜王戦第5局の展開を予想させてみた

2013.11.28 | その他

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竜王戦、盛り上がってますね!
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森内名人は、竜王復位が懸かった大事な先手番で、第4局の渡辺竜王の趣向をそのまま採用。
「往復ビンタを2発お見舞いしてやろうじゃないか」という、普段は冷静沈着な森内名人の人間らしい一面が垣間見えるような戦型選択に、前人未到の10連覇に向けて最大のピンチを迎えた渡辺竜王は何を思ったのでしょうか。
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1日目にして勝負は早くも終盤戦。形勢に差がついていてもおかしくないような局面を迎えています。
最近はこのような早い展開も珍しくなくなりましたが、思えばこのような2日制とは思えない展開の嚆矢となったのも、9年前の森内-渡辺の竜王戦第4局でしたね。
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これだけ局面が進んでしまうと、かつては「コンピュータに丸1日読ませたらどっちが勝ちか読み切っちゃうんじゃなかろうか」、なんて冗談を飛ばせたものですが、昨今ではあんまり冗談としては笑えなくなってしまいました。
ということで、さっそく本気で読ませてみました。
現在先行予約受付中の「激指13」で現局面を分析してみます。
封じ手を30分ほど考えさせた結果は▲6八金(+33)。▲7九金もほぼ同じ評価でどちらも有力そう。
▲6八金以下は、△5六馬▲4六桂△2五銀▲同歩△3三金引▲4一銀△3一金▲5二銀成というのが激指推奨の手順。

この局面での評価値は(+69)やはり互角。
やはりトッププロの戦いはどこまでいっても互角、明日もゾクゾクするような熱戦が期待できそうです。
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ということで結論。激指は
・封じ手は▲6八金
・先手は▲4六桂から銀を入手して▲4一銀の筋
・△5六馬と飛車に当てた際、飛車は逃げずに攻め合い
といった展開を中心に読んでいるようです。
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