教育・医療・Biz iOS導入事例

答えはかんたん、Apple Teacherになろう!

文●編集部

Apple的目線で読み解く。教育の現場におけるアップル製品の導入事例をレポート。

Appleが教育者を支援するために開始した「Apple Teacher」プログラムは、Apple製品を実際の授業で活用するためのスキルやノウハウを取得できるものだ。ここでは改めて同プログラムへの登録方法や内容、意義について解説していきたい。

 

 

教育者を讃える

アップルが2017年5月に第5世代iPadとともに発表したのが、「アップルティーチャー(Apple Teacher)」という無料のラーニングプログラムだ。これは、アップル製品を指導や学習に組み込んでいる教育者を支援し、その成果を讃えるもの。MacやiPad、付属ソフト/アプリなどの知識に始まり、実習に役立つノウハウやスキルが詰まっている。ティーチャーという名前からもわかるようにプログラムは教育者が対象で、登録にはアップルID(Apple ID)が必要だ。

登録作業は専用サイトからアップルIDでサインインしたあと、自身が所属する教育機関についてチェックボックスから選び、利用許諾に同意するだけ。数分あれば終了する。その後、アップルIDに紐付けられたメール宛にウェルカムメールが届くので、そこからアップルティーチャーラーニングセンターへサインインする。

ちなみに、アップルは教育機関の管理者向けポータル「アップルスクールマネージャ(ASM)」を用意しており、ここから教職員や児童・生徒向けの学校専用のマネージドアップルID(Managed Apple ID)を作成できるが、アップルティーチャーはマネージドアップルIDではなく、個人用のアップルIDが必要となる。

実践で役立つスキルが満載

アップルティーチャーラーニングセンターへサインイン後、アップルティーチャーになるためには、まずホーム画面からMacかiPadのいずれかを選択し、用意されている教材を使って学習する。そしてクイズに合格すればバッジを獲得、それぞれ8つのバッジを獲得するとアップルティーチャーの資格を得ることができる。ホーム画面から「アップルティーチャーになる」というコンテンツが用意されているので、そこに資格取得までの流れが説明されている。

たとえば、Macを選んでみると、教材には「Mac」「Macのためのページズ(Pages)」「Macのためのキーノート(Kenote)」「Macのためのナンバーズ(Numbers)」「MacのためのiMovie」「Macのためのガレージバンド(GarageBand)」「Macと学習効率」「Macと創造性」が用意されている。それぞれを選択すると専用ページが表示され、iBooksのガイドを使ってスキルを学習したり、オンラインヘルプを参照できたり、ストアのワークショップなどを検索することができる。ひととおり学んだら、[バッジを獲得]からクイズに挑戦しよう。

クイズはそれぞれ全5問。実際にアップル製品を授業にどのように活かせばいいかといった具体的な活用シーンを想定した設問があり、穴埋め形式で回答していく。授業の目的や課題に対して、どんな機能やアプリを使えばいいか、複数のアプリを組み合わせて効率的にリサーチからレポートのまとめへと学習を進めるなど、実に実践的な内容だ。

ただし、どの問題も教材をしっかり読めば簡単に答えられるものだし、普段からアップル製品を使っていれば教材がなくても答えられるかもしれない。5問中4問以上正解するとバッジを取得できるため、8つすべてのバッジを獲得するのに人によっては1時間もかからないだろう。そして、すべて取得したら晴れてアップルティーチャーとして認定され、公式のアップルロゴのダウンロード方法を記載したEメールが届く。

また、MacまたはiPadのいずれかで8つのバッジをすべて獲得し、アップルティーチャーの認定を受けると、スウィフトプレイグラウンズ(Swift Playgrounds)に関するリソースやバッジを獲得できるようになる。同様に教材で学び、クイズに回答して4つのバッジをすべて獲得すると、新しいスウィフトプレイグラウンズのスキルをアピールするアップルティーチャーロゴが付与される仕組みになっている。

アップルティーチャーのロゴは、アップルマークに「Apple Teacher」と記載されたもので、WEBサイトや名刺、プレゼン資料などに使うことが可能だ。

さらにその先へ

そのほか、アップルティーチャーラーニングセンターでは、「教師のためのインスピレーション」「教師のための学習リソース」といったコンテンツが用意されているほか、iBooksストアからは「アップルティーチャースターターガイド」と呼ばれるiBooksの教材を登録前に事前にダウンロードして勉強しておくことも可能だ。

また、「アップルティーチャーをあなたの教育機関に:計画のためのガイド」では、アップルティーチャーを教育機関で導入するためにどのように準備をしたらいいのか、認定取得後どのようにモチベーションを維持するのか、教育者をどのように讃えればいいのか、教育機関のリーダー向けの方法論についても書かれている。

ここで興味深いのは、アップルティーチャーの認定はあくまでスタートであって、最終的なゴールではないとアップル自身が述べている点だ。

「アップルは、本当の意味での学びとテクノロジーを統合するには、スキルの獲得から革新的な指導に至る長い道のりがあると考えています」

先にも述べたが、だからアップルティーチャーの認定ロゴを得るためのクイズは決して難しく設定されていない。学びを続ける児童・生徒のためには、まずは学びを続ける教育者の存在があって然るべき、そのきっかけづくりとしてアップルティーチャーは機能し、さらにその先へ、教育を変えていくためのものなのだ。

 

Apple Teacherの登録方法

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(1)Apple Teacherの登録サイト(URL https://appleteacher.apple.com/auth/#/signup/)ヘアクセスし、Apple IDでサインインする。

 

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(2)教育機関の種類や教えている教科などの質問項目に対して回答。

 

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(3)利用許諾に同意したら登録が完了。Apple IDに紐付いたメールアドレスに確認メールが送られる。

 

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(4)「Apple Teahcerプログラムへのご参加ありがとうございます」と書かれたメールが届くので、[サインイン]に記載されたリンク先へアクセス、Apple Teacher Lerning Centerへサインインする。

 

 

Apple Teacherの取得方法

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(1)Apple Teacher Lerning Centerのホーム画面。[コレクション]に表示される[iPadのバッジ]または[Macのバッジ]をクリックすると、Apple Teacherを取得するための専用ページへアクセスできる。

 

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(2)教育機関の種類や教えている教科などの質問項目に対して回答していく。

 

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(3)「Macと学習効率」を選んだところ。どのようなことを学べるのかの詳細文章が記載されている。読み終わったら[表示]をクリック。

 

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(4)バッジ獲得するためのiBooksの教材やオンラインヘルプなどにアクセスできる。クイズに回答するには下部にある[バッジを獲得]をクリック。全5問出題されるクイズに答えよう。

 

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(5)全5問中4問正解すると、バッジを獲得できる。これをMac、iPadともにそれぞれ8つ獲得を目指そう。

 

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(6)全8つのバッジを獲得すると、Apple Teacherのロゴを取得できる。

 

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iBooksの教材はApple Teahcerプログラムに登録しなくてもiBooksの[職業/技術]→[教育]から無料で閲覧できる。

 

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「アップルティーチャーをあなたの教育機関に:計画のためのガイド」(【URL】https://images.apple.com/jp/education/apple-teacher/docs/Apple_Teacher_Program_for_Professional_Learning.pdf)は、教育機関のリーダーに向けた導入ガイドだ。



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