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広角でも写真が歪まない! 種類も豊富なiPhoneレンズ

文●松山 茂

●注目のハードウェアをピックアップ!「Moment Wide Lens」

歪むレンズはいらない!

iPhone 7のカメラは、35ミリ判換算で28ミリ相当のワイドレンズですが、もう少し画角を調整したいときに必要なのが、「コンバージョンレンズ」といわれる後付けのレンズです。この手の製品は数多くリリースされていますが、ほとんどがトイレベルで、私が望んでいる性能のものはありません…。特にワイドレンズに関しては、画角は広くなるものの周辺に行くほど盛大に滲んだり歪むものが多く、なかなか琴線に触れるレンズには巡り会えませんでした。

そんなときに見つけたのが、この「モーメント(MOMENT)」。キックスターター(Kickstarter)で資金集めに成功した製品ですが、映画用のカメラレンズを製作していたグループが手がけているだけあって、性能はピカイチ。ワイドのほか、望遠や魚眼、マクロと全4種類のレンズが販売中です。

 

レンズは全部で4種類

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現在発売されているレンズは、魚眼、ワイド、望遠、マクロの4種類です。どれも複数のレンズを組み合わせた本格的な作りで、銅鏡も金属製でしっかりしています。

 

その中でも普段から私が愛用しているのは、ワイドレンズです。レンズ倍率が0.63なので、iPhone 7に取り付けると約18ミリ相当の超広角レンズになります。安価なコンバージョンレンズにありがちな周辺の歪曲もほとんどありません。若干、周辺光量落ちはあるものの、気にならない程度。iPhone特有のきれいな画質のまま画角を広く撮れるので、風景や建物を撮影する機会の多い私には最適なんです。

小さいながらも4群5枚のレンズ構成でマルチコーチングも施されているし、銅鏡も金属製でガラスがみっちり詰まっていて、持った感じもずっしりした手応え。レンズ好きの私にはたまりません。

取り付け方法は、iPhoneに貼り付けたマウントプレートにレンズをねじ込むだけでOK。「プレートだと光軸がズレそうだし、レンズの重さでプレートが剥がれない…?」と心配な人には、マウント内蔵の専用ケースがおすすめ。私ももちろん購入しました。これなら光軸のズレも心配ないし、シャッターボタンも付いているので撮るときに便利ですよ。本製品には専用のカメラアプリも用意されているので、このアプリと専用ケースで撮影をするのが、私のスタイルとして定着しました。

 

マウントプレートで取り付け

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iPhoneにマウントプレートを貼り付けて、そこにレンズを取り付けます。マウントは90度回転のバヨネット式。マウントプレートは最新のiPhone 7/7プラスを始め、各モデル用が用意されています。

 

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メーカーの対応もグッド

ところが、このスタイルが一時不穏な雰囲気に。そうです、iPhone 7の登場です。これまではiPhoneの新モデルが登場すると、すぐにモーメント社から専用のマウントプレートが用意され、今までどおりにコンバージョンレンズが使えるのが常でした。iPhone 6用として登場した専用ケースもそのまま6sで使えたのですが、iPhone 7ではレンズ部分の形状が大きく変更、一体どうなることかと心配していたら、なんとかiPhone 7でもレンズは使えるとの報告がきました。しばらくしてiPhone 7用のマウントプレートも登場したので、とりあえず取り寄せて使っています。

でも、本命はiPhoneにフィットする専用ケース。こちらも開発中とのことなので待っていたら…ちょうど本原稿を書いている最中にモーメント社から新しいケースの発表が! なんと今度は通常の専用ケースに加え、バッテリ内蔵の専用ケースも登場するとのこと。マウント部も新しくなり、従来のレンズも新マウントになって再登場するそうです。「え~手持ちのレンズは使えなくなるの?」と焦っていたら、さすがはモーメントさん。従来のレンズに貼り付ける新マウントアダプタを提供してくれるそうで、これまでのユーザも見離しません。手持ちのレンズにマウントアダプタを取り付ければ、新しいマウントを採用したiPhone 7用のケースに取り付けられるのです。新ケースは、現在キックスターターで受付中。もちろん即注文しました。

専用ケースのほかにもレンズキャップやレンズケースなどの各種アクセサリも販売中。現状WEBからの直接注文のみになりますが、しっかり日本に届けてくれるのでご安心を。本製品を使って撮影した写真に「#moment」などのハッシュタグをつけてSNSに投稿することで参加できる写真コンテストなども定期的に開催しています。iPhoneに取り付けるレンズを探しているなら、絶対おすすめの製品ですよ。

 

専用アプリとケースの組み合わせ

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別売りの専用ケースはレンズマウントも組み込んであるし、シャッターボタンもあるのでモーメントユーザのマストアイテム。専用アプリと一緒に使えば、シャッターボタンの半押しでフォーカス、全押しでシャッターが切れるし、画像形式もTIFF/JPEG/RAWが選べます。フォーカスと露出ポイントを個別に指定もできてとっても便利!

 

周辺が滲まない ワイドレンズ

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ワイドレンズを使って撮影しても、周辺の滲みや歪みがほとんどありません。さまざまなシーンに応じてレンズをチョイスすれば、ますますiPhoneでの撮影が楽しくなりますよ。

 

[SPEC]
【発売】Moment 【価格】89ドル99セント 【Size】34.5(D)×22.1(H)mm 【URL】https://momentlens.co

 

【その他スペック】
【重量】44.9g 【備考】レンズ構成:4群5枚、コーティング:多層低フレア反射防止、レンズ倍率:.63X、焦点距離:18mm、解像度(中心):>300 lp/mm、解像度(周囲):>250 lp/mm

 

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私が紹介します!
松山 茂

東京の下町・谷中に暮らすフリーライター。Leicaと猫が好物。



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