Philips Hue スターターセット v2|MacFan

プロダクト&リリース iなmono HARDWARE

家中の照明機器を「Hey, Siri!」でコントロール

Philips Hue スターターセット v2

文●松山 茂

iなmono「HARDWARE」 注目のハードウェアをピックアップ!「Philips Hue スターターセット v2」

頻発する電気の消し忘れ…

朝、事務所に出勤するとトイレの電気が点けっぱなし。そんなことがよくあります。もっと簡単に部屋の電気をコントロールできないものか…そう思って、以前から気になっていたワイヤレス照明システム「ヒュー(Hue)」を導入してみました。

見た目は普通のLED電球なんですが、ブリッジと呼ばれるコントロールユニットを介して明るさや色をコントロールできるというスグレモノ。今回ブリッジが第2世代になってアップルのホームキット(HomeKit)に対応。つまり、Siriを使って制御できるようになったのです。

 

ブリッジ1つでランプ50個も

ヒューをコントロールするためのブリッジがこちら。1つのブリッジで最大50個までのランプを登録できます。セットアップの段階でWi-Fiルータと接続して使います。

 

 

ブリッジとルータは有線で

ヒューは外出先からでもコントロールできるので、まず最初にブリッジとWi−Fiルータを接続する必要があります。そのセットアップを始めてから気づいたのですが、ブリッジとWi−Fiルータ間は有線接続。てっきりこの部分はWi−Fi接続かと思ってました。次にモデルチェンジする際は、ブリッジも無線化してくれるとうれしいなぁ。

セットアップに関しては、専用アプリを使います。ブリッジをペアリングさせたら「ルーム」を作成、そこにライトを割り当てます。今回は、「事務所」と「トイレ」といった2つのルームを作成して、トイレには電球1つ、事務所には残りの照明を割り振りました。ルーム単位はもちろんのこと、照明ごとにもオン/オフできます。ライトの明るさや色の変更も手元のアプリからコントロール可能です。

もっとすごいのは、Siriが使えること。「ヘイ、シリ! 事務所の電気を点けて」とか「ヘイ、シリ! トイレの電気を消して」と喋るだけ。オン/オフだけでなく、明るさや色の変更などもSiriからできちゃうんです。予想してましたが、実際に体験するとメチャクチャ便利ですね…。

外出先からのコントロールも、「My Hue」のアカウントを作成してログインするだけ。アプリでルーチンを作れば、帰宅や外出時に自動的に指定したルームの照明をオン/オフしたり、起床や就寝時の照明コントロールもできます。

「ホーム」アプリでも同様のコントロールはできますが、外出先から操作するにはアップルTV(第4世代)を使ったリモートアクセスの設定が必要です。今後、ホームキット対応のアクセサリが登場したら、それらの製品と一緒にフル活用してみようと考えています。

 

既存の電球と簡単に交換

ヒューの電球は一般的なE26口金なので、今使っている電球と交換するだけ。電気工事などは一切不要です。従来の照明器具をそのままにスマートライトへ移行できるのが、本製品最大の特徴です。

 

「ホーム」アプリで操作可能

専用アプリ「Hue」だけでなく、iOS 10の「ホーム」アプリでもコントロールできます。ユーザインターフェイスは「ホーム」のほうが直感的でわかりやすいし、ヒュー以外のホームキット対応アクセサリも操作できます。

 

[SPEC]
【発売】アスク 【価格】2万8944円(アップルストア価格) 【Size】88(W)×26(H)×88(D)mm(ブリッジ部分) 【URL】http://www2.meethue.com/ja-jp/

 

【その他スペック】
【重量】235g(ブリッジ)、112g(電球) 【備考】電球サイズ:110(H)×62(φ)ミリ、E26口金、消費電力:最大3W(ブリッジ)、10W(電球)、電球寿命:2万5000時間、同梱物:電球×3、ブリッジ×1、ブリッジ用電源アダプタ、ブリッジとルータの接続用LANケーブル

 

 

私が紹介します!
松山 茂

東京の下町・谷中に暮らすフリーライター。Leicaと猫が好物。