アラカルト Macの知恵の実

なぜ全角と半角のトラブルが絶えないのか?

文●牧野武文

通販サイトの申し込みフォームなどを入力するときによくあるのが、「番地の入力は全角」「郵便番号は半角」といった全角と半角の指定だ。これで入力エラーが出てイライラした経験がある人もいるだろう。なぜいまだに全角半角問題は放置されているのか。これが今回の疑問だ。

キーボードにない「全角」と「半角」

いまや、ネット通販だけでなく、旅行やイベントなどのチケット、保険の申し込みや所得税の確定申告まで、さまざまなことをネットで行えるようになった。そのとき、いつも気になるのが住所などの入力フォームに現れる「住所の番地は全角でお願いします」「電話番号と郵便番号は半角で」といった文言だ。

私はもういい年のおじさんで昔のパソコンを知っている世代だからいいが、現在の若い世代はいきなりiPhoneから使い始める。そういう人に「全角」「半角」といって意味がわかるのだろうか? ちなみに、アップル製の日本語キーボードにはどこにも全角、半角という刻印はない。「英数」「かな」というキーがあるだけだ。

iPhoneにいたっては、設定画面にすら「全角、半角」という言葉は出てこない。iPhoneのユーザーズガイドを検索しても「全角、半角」という単語はどこにも使われていない。キーボードを英語にしたときに半角英数字が入力され、日本語にしたときは基本的に全角が入力されるというだけだ。しかも、日本語のときに数字を入れようとすると、候補に全角数字と半角数字の両方が現れる。常識があれば「たぶん幅の広い数字が全角で、狭い数字が半角なんだろうな」と推測できるだろうが、どこにもはっきりと書いていない以上、ネット通販の住所入力で戸惑う人もいるのではないかと思う。




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