Appleと開発者を結び付けるSwiftのオープンソース化|MacFan

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Apple上級副社長クレイグ・フェデリギ氏インタビュー

Appleと開発者を結び付けるSwiftのオープンソース化

文●松村太郎

アップルは2014年に披露した新しいプログラミング言語「Swift」を、2015年12月にオープンソース化した。言語としてのオープン化を行い、開発者とアップルとの新しい関係構築に動くアップル。同社の上級副社長クレイグ・フェデリギ氏へのインタビューで明らかにしていこう。

 

アップルのソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長、クレイグ・フェデリギ氏。アップルの世界開発者会議「WWDC15」にて撮影。

 

 

プログラミングのきっかけ

アップルは12月10日に、世界中のアップルストアで「Hour of Code」ワークショップを開催した。Hour of Codeとは、プログラミング教育の普及を進めるCode.orgが提唱する活動で、1時間のプログラミングワークショップを世界中で開催し、プログラミングに触れるきっかけを作る。アップルは2013年に米国のアップルストアでHour of Codeに賛同し、子ども向けのワークショップを開催し始めた。日本では2014年から開催している。

Hour of Codeでは、WEBブラウザで動作するブロック型プログラミング言語である「スクラッチ(Scratch)」を用いて、プログラミングに触れる「はじめの一時間」を体験するワークショップが用意されており、これを教材としてプログラミングを学び始める。

アップルにおいて、ソフトウェアエンジニアリングのトップであるクレイグ・フェデリギ氏は、「アップルストアはテクノロジーに情熱を傾けるエキスパートが揃っており、初めてプログラミングに触れるにはぴったりな場所」であると語った。




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