第96回 マウスの仕組みってどうなってるの?(2/2)|MacFan

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ハードウェアの構造、仕組みを知ろう!

第96回 マウスの仕組みってどうなってるの?(2/2)

文●吉田雷(MixtureScape)イラスト●吉永和夫

デスクトップ型Macのもっともポピュラーな入力機器が「マウス」です。身近な存在だからこそその仕組みを理解しましょう。

【もっと知りたい(1)】いったい何が「マジック」と呼ばれているの?

マジックマウスの「マジック」という名前の由来を知りたくなるかもしれません。自分で使っているときには気がついていないかもしれませんが、その使っている様子こそが「マジック」なのです。

 

「マジックマウス」という名前は、その使用方法に由来しています。マウス表面のタッチセンサは繊細な指の動きが検知可能で、そっと表面をなぞるだけで画面をスクロールしたり画面を切り替えられます。たとえば、サファリを使っているときにマウスの表面を左右にスワイプすれば、ページの戻る/進むと同じ操作が可能です。このボタンやホイールがないマウスで指を「サッ」と動かしている様子は、第三者からすればまさに魔法を使っているように見えるでしょう。

また、スワイプ操作だけでなく、マウス表面を軽く叩く「タップ操作」も可能で、2本指のダブルタップを行うとミッションコントロールの起動が設定できます。なお、マジックマウスのタッチセンサは4本の指を認識するものの、システム環境設定から設定できるジェスチャ操作は2本指までです。3本指以上でのジェスチャは「ベタータッチツール」というソフトを利用すれば可能で、標準にはないジェスチャ操作はもちろん、1~4本指のジェスチャをさまざまな機能に割り当て可能です。