MacBookエアのバッテリを交換!|MacFan

レクチャー Macの媚薬

MacBookエアのバッテリを交換!

文●栗原亮

渋谷駅から徒歩3分の場所でMacBookエアのバッテリを交換してくれるショップがあります。劣化が少し気になっていたので、実際に私のMacで試してみました。

恐怖の「ハマグリ」現象

フェイスブックを何気なく眺めていたら、知人のライターさんが衝撃的な画像を投稿しました。なんとMacBookエアのバッテリが膨張してボディが曲がってしまったというのです。

劣化したリチウムイオンバッテリの爆発を防ぐためにバッテリセルが膨張するというのは、故障ではなく仕様であるとアップル自身が公表しています。iPhoneでは比較的おなじみの光景だったのですが、これが13インチMacBookエアのサイズになるとかなりインパクトがあります。

そういえば、私のMacBookエアもすでに購入から3年目に入っており、ハマグリのように突如パックリ割れてしまっても不思議ではありません。

心配になってシステム情報から充放電回数を確認すると350回とあり、状態表示も今のところ正常です。理論上は1000回以上の充放電に耐え、8割程度の劣化にならなければ交換の必要はないとアップルのWEBサイトにも書かれています。とはいえ、徐々に利用可能なバッテリ容量は減ってきて駆動時間も短くなってしまうため、特にモバイルで利用する機会の多いMacBookエアでは心配です。できれば早めに対策をしておきたいものです。

仕事帰りに交換できる

アップル純正のバッテリ交換サービスは1万4800円と比較的低価格ですが、基本的にはピックアップ&デリバリー修理になってしまって数日間は使えませんし、今のところ使えているのに直営店に予約するのもなかなかハードルが高いです。そんな中、以前よりiPhoneとiPad修理サービスを展開していた「SMART」渋谷店でMacBookエアのバッテリ交換サービスを開始しました。純正サービスと異なり場所が限られてしまいますが、渋谷から徒歩3分の場所にあるので、仕事帰りに30分程度の時間が取れれば、すぐにMacBookエアのバッテリを新品に交換できるのがメリットです。

料金もキャンペーン価格が9800円と割安ですが、今回、本誌読者のためにさらに10%オフの特別キャンペーンを実施してくれることになりました。MacBookエアのバッテリに不安がある人は、これを機会にリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

?経年劣化により膨張してしまったMacBookエアのバッテリ。こうなってしまうと使用は継続できません(なお、写真は初代MacBookエアのバッテリです。本記事の対応モデルではありません)。

 

 

?バッテリの充放電回数は[オプション]キーを押しながらアップルメニューをクリックし、[システム情報]から[電源]の項目を確認します。[状態]は正常でしたが、[完全充電時の容量]が新品の90%を切っていました。

 

 

バッテリ交換対応モデル

?MacBookエアのバッテリ交換サービスを独自展開している、SMART渋谷店に持ち込んでみました。交換サービスに対応するのは2011年モデル以降のMacBookエア11インチと13インチです。【URL】http://www.s-mart.fm/macbbokair_battery_case.html

 

 

?MacBookエアはバッテリへのアクセスが比較的容易とはいえ、わずか2本ほどのドライバーだけでさくさく分解してバッテリを交換してくれました。

 

 

?組み立てて起動チェック。通常の作業時間は最短30分と案内されますが、実際には取材に対応しながらでも10分少々で終了しました。

 

 

?交換後のバッテリ状態を確認すると容量が4125ミリアンペアから新品の4680ミリアンペアに戻っていました。これでまた数年はモバイルで活躍できそうです。

 

【もっと媚薬】
SMART渋谷店は、アップル正規サービスプロバイダではないため、バッテリ交換サービスは「改造」に当たってしまいます。万が一、交換後に不具合が起きてもアップルによるあらゆる修理が受けられなくなります。ご利用は自己責任でお願い致します。