EPSONさん「ホームプロジェクタ」の 選び方を教えて!|MacFan

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イマドキの製品選びのポイントとおすすめプロダクトをチェック!

EPSONさん「ホームプロジェクタ」の 選び方を教えて!

文●山田井ユウキ

アップル製品を手厚くサポートするハード&ソフトメーカーの新製品について担当者に直撃!

ポイントは「画質」と「手軽さ」

機能や性能、選び方がイマイチわからないホームプロジェクタ。そこで今回は、エプソンにプロジェクタ選びで押さえておきたいポイントを教えてもらった。

 

MF●ホームプロジェクタはどのように選べばいいのでしょうか。

宮澤●ポイントは画質と手軽さです。プロジェクタの画質は「明るさ」「解像度」「コントラスト」という3つをチェックしてみてください。

近藤●明るさはプロジェクタから発せられる光の量のことです。「ルーメン」という数値で表されます。ルーメンが小さいと日中など明るい部屋では映像が見にくく感じてしまいます。リビングなどで時間帯を問わず楽しみたい場合は2000ルーメン以上のモデルを選ぶといいでしょう。

100インチもの大画面を自宅で楽しめるのはプロジェクタならでは。テレビの代わりにプロジェクタを購入する人も増えている。

 

MF●解像度についてはいかがでしょうか。

宮澤●解像度は映像の精細感に関わります。映画やスポーツなどダイナミックな映像を楽しみたい場合は「フルHD」以上のモデルがおすすめです。最新の4K映像を楽しみたい場合は、4K対応モデルを選びましょう。

近藤●コントラストは映像のメリハリに関係する数値です。35000:1のように比率で表されます。この比率が高いほどメリハリのある美しい映像が楽しめます。

MF●なるほど。画質に関しては、明るさ、解像度、コントラストの数値がポイントなのですね。

宮澤●注意しないといけないのは、明るさには「白」と「カラー」の2種類があるということです。白色が明るくてもカラー部分が明るくないと全体的にぼんやりとした映像になってしまいます。

MF●なぜそうなってしまうのですか?

宮澤●明るさの種類はプロジェクタの仕組みで変わってきます。3LCDという方式はカラーもしっかりと明るく色再現性や階調表現も高いのですが、単板式という方式ですと同じルーメンの数値でもカラー部分が暗くなります。またカラーブレークアップという虹のような模様のちらつきが現れてしまうのも単板式の特徴です。単板式のモデルが3LCDよりも安価なのは、そういった違いがあるからなのです。

 

設置することも考えてプロジェクタを選びましょう!

エプソン販売株式会社
販売推進本部コミュニケーション推進部

近藤詩織さん

 

画質は「明るさ」と「コントラスト」で決まります!

エプソン販売株式会社
販売推進本部コミュニケーション推進部

宮澤正俊さん

 

 

台形補正やワイヤレスも肝

近藤●画質以外では手軽さも重要な点です。プロジェクタはスクリーンに対して正面に設置しないとゆがんで映ってしまいます。しかし、部屋の構造上、必ず正面に設置できるとは限りませんよね。そんなときは補正機能がついたプロジェクタが便利です。特に「レンズシフト」機能があると、レンズそのものを動かして補正できるので、ソフト補正と違って画質が低下しません。

MF●補正してくれると手軽に設置できるので助かります。

宮澤●ほかにもプロジェクタ本体のスピーカーも価格に比例して良くなります。音声に関してはワイヤレスでのスピーカに飛ばせるモデルもあります。このように選択肢が大きく広がっているので、予算、ライフスタイル、こだわりなどを総合的に考えて、自分に最適なプロジェクタを選んでください。

 

単板式

 

3LCD方式

方式によってカラーの明るさが異なる。「3LCD」の方が「単板式」よりも鮮やかに明るく映るのだ。※写真はイメージです。

 

 

エプソンの製品「EH-TW5650」はこんな人にオススメ!

色再現性の高い3LCD方式を採用し、2500ルーメンの明るさと60000:1のコントラスト比でフルHDの高精細な画質が楽しめるスタンダードモデル。6畳程度の部屋でも80インチや100インチの大画面投写が可能だ。「ピタッと補正」機能により、スクリーンに対してななめに設置しても問題ない。またタテレンズシフト機能により、画質を落とさないまま接写位置の調整ができる。スピーカが搭載されているため、プロジェクタだけで音声出力もできるほか、Bluetoothでオーディオ機器と接続することも可能。HDMI端子が搭載されているため、Apple TV、Chromecast、Amazon Fire TV等のメディアストリーミング端末のほか、テレビやBlue-ray、ゲーム機器ともケーブル1本で接続でき、大画面で様々なエンターテインメントを満喫できる一台。

 

【価格】14万378円(エプソンダイレクトショップ 税込)
【URL】https://www.epson.jp

台形補正は本体のレバーを操作して行う。タテレンズシフト機能により、上下の微調整も可能。

 

コンパクトで設置場所を選ばないのが魅力。テレビでは難しい100インチの大画面を楽しめる。

 

 

エプソンの製品「EH-TW6700W」はこんな人にオススメ!

ワイヤレスなしのモデルも用意されているが、おすすめはワイヤレス機能を搭載したTW6700W。専用の「WirelessHDトランスミッター」をプレーヤに接続し、送信されたデータをTW6700W内蔵の受信機で受信することで劣化のない美しい映像を楽しむことができる。しかもケーブルを使う必要がないため、配線の少ないすっきりとしたリビングシアターを実現できるのだ。また、明るさは3000ルーメン、コントラスト比は70000:1と、映像のクオリティもTW5650より一段上。当然、3LCDで色再現性も良好である。本体スピーカもステレオになっており、本体だけでもより高音質なサウンドが再生可能だ。高画質や設置の手軽さ、すっきりとした配線といった部分にこだわりたいのであれば、文句なしにおすすめできるモデルといえるだろう。

 

【価格】24万8378円(エプソンダイレクトショップ 税込)
【URL】https://www.epson.jp

3LCD方式を採用した3000ルーメンの明るさを誇るTW6700Wなら、日中でも映像が見やすい。スクリーン無しで使用するユーザーも多い。

 

「WirelessHDトランスミッター」を介してさまざまな機器とケーブルレスで接続でき部屋もすっきり。

 

 

「エプソン チームラボ ボーダレス」
ペアチケットプレゼントキャンペーン!

エプソンでは現在、EH-TW5650やEH-TW6700Wをはじめとするプロジェクタを購入した人を対象としたキャンペーンを実施中。2018年12月31日までに対象商品を購入し、2019年1月31日までに応募すると、お台場にあるエプソン チームラボ ボーダレスの入場券(大人2名分)がもれなくプレゼントされる。同施設は5つの世界で構成され、世界初公開作品を含む約50作品を展示する広大なデジタルアートミュージアム。部屋を移動し、他の作品とコミュニケーションし、時に混ざり合う、境界のないアートに没入してみよう。epson.jp/ec/campaign/borderless2018/