エム・エス・シーの新製品をチェック!|MacFan

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エム・エス・シーの新製品をチェック!

文●栗原亮

アップル製品を手厚くサポートするハード&ソフトメーカーの新製品について担当者に直撃!

「2台充電」や「動画視聴充電」! 新iPhoneと使いたい高品質ワイヤレス充電器「Freedyシリーズ

【発売】株式会社エム・エス・シー
【URL】http://www.mediasell.co.jp

 

新製品の魅力を写真でパシャリ─taken by MSC

7.5Wの急速充電に対応

FreedyシリーズのモデルはQi認証取得済みで、iPhone独自の7.5W急速充電規格に対応している。

 

iPhoneを立てたまま使える

脱着可能なクレードルタイプの「Flex 10W ワイヤレス充電パッドEA1201S」は画面を観ながら充電できる。

 

2台同時にワイヤレス充電!

Freedyシリーズの「Flex デュアルワイヤレス充電パッドEA1202」はiPhone2台あるいはAndroidとの2台持ちユーザに最適。

 

 

次世代iPhoneでも安心

MF●エム・エス・シーさんは、ロジクール製品の国内正規代理店を務めるなど、どちらかといえばPC周辺機器の総合卸商社というイメージがありました。しかし、近年はスマートフォン関連製品の取り扱いにも力を入れているのですね。

宗廣●PC周辺機器の流通は昔から「西高東低」と言われていまして、私たちは業界の黎明期から大阪を拠点に卸売事業を展開してきました。現在、大阪・日本橋や東京・秋葉原の量販店さんとはほぼ100%お取引があります。一昨年に他社から事業を引き継いで起ち上げた海外事業部が元々アップルさんとお取引があった関係で、iPhohe関連製品も扱い始めました。

MF●今一押しのiPhoneアクセサリはワイヤレス充電器ですか?

宗廣●iPhone 8/Xシリーズの登場からワイヤレス充電の需要が一気に高まりましたね。今私たちがおすすめする製品は、韓国のコマテック(Komatech)社の「フリーディ(Freedy)」シリーズです。

MF●コマテック社は、どんな会社なのですか?

宗廣●BtoBのビジネスを主に行っているので国内では業界関係者以外あまり知られていません。しかし、日本で売られているスマートフォンにも同社のアンテナが搭載されているものがあります。いわばメーカー純正品に組み込まれる部品を作っているメーカーのワイヤレス充電器なので、品質は世界トップレベルです。

MF●フリーディのカタログには、15Wの急速充電に対応した製品「EA1702」がラインアップされていますね。Qi規格ではあまり聞いたことがないスペックです。今市販されているものはだいたい5Wですよね。

宗廣●5Wから15Wまでの可変周波数になっていて、充電パッドに乗せるだけで自動で判別して最適な出力で充電されます。コマテック社はQi規格の策定を行うWPC(Wireless Power Consortium)の議長会社ですから、ここで採用されている技術が次世代モデルの標準になるわけです。

MF●なるほど! 将来的に採用されるQiの技術がもう搭載されているのですね。現行モデルのiPhoneでは7.5Wまでにしか対応していませんが、今後は15W対応モデルの登場も考えられます。出力に余裕があるワイヤレス充電器ならば今後も長く使えるのでユーザメリットは高いですね。

宗廣●さらに2台同時充電可能な「EA1202」や、クレードルタイプの「EA1201S」が新たに登場したばかりです。

MF●家族で複数台の端末を使っているなら「EA1202」が、充電をしながら動画を視聴したいなら「EA1201S」というように、ユーザの生活スタイルに合わせて選べますね。

 

iPhoneで高速ワイヤレス充電するならFreedyがおすすめです!

株式会社エム・エス・シー
代表取締役社長

宗廣宗三さん

 

 

限定アイテムを取り揃える

MF●ワイヤレス充電器以外におすすめの製品はありますか?

宗廣●より趣味性が高いアイテムとしては「ピクターワン・マーク2(PICTAR ONE MARK II)」(以下ピクター)などどうでしょう。こちらはiPhoneに取り付けられるカメラグリップで、高級三脚機器メーカー出身の人たちが起ち上げたイスラエルのベンチャー企業の製品です。クラウドファンディングで注目を集め、2年前のCES(毎年ラスベガスで開催される国際家電見本市)では大きな話題となりました。

MF●見るからにカメラ好きのiPhoneユーザの心をがっしりと掴むデザインですね。機能的にはいかがですか?

宗廣●iPhoneに取り付けることで片手で安定して撮影できるだけでなく、専用アプリと組み合わせることで、一眼カメラでお馴染みのダイヤル操作でズームや露出、ファンクションを変更できるほか、シャッター半押しによるピント合わせなどができるのが特徴です。iPhoneのカメラアプリではズームや露出を調整するときに画面を指で触って操作しないとなりませんが、その点このグリップを付けていただければ片手で行うことが可能です。

MF●iPhoneが一眼カメラに早変わりするわけですね。これはとても便利です!

宗廣●また、このグリップは超音波を使ってiPhoneと通信を行うため操作レスポンスが良く、ペアリングや通信切れのような問題が起こりにくいというのも魅力です。当初は情報感度の高い人向けに限定販売していましたが、評判が得られたことで新モデルは量販店などでも手に入りやすくなりました。

MF●Wi−Fiを専有しないので、ライブ配信などにも便利に使えそうです。

宗廣●今秋からピンクとホワイトの新色も追加されたので、よりライトなユーザ層にも受け入れられるようになると思います。

MF●ユーザのニーズを掴んだ、こだわりのアイテムを取り揃えられているんですね。

宗廣●ほかにもiPad用ゲームパッドの「ゲームバイス(GAME VICE)」や、ワイヤレスイヤフォン「MS−TW2」など、ご紹介したい商品はたくさんあります。MS−TW2は機能が全部入りなのに実売1万円以下なので、よく売れていますよ。今後もさらに魅力的なiPhoneアクセサリを展開していきますのでご期待ください。

 

15Wの高速モデル

Freedyシリーズの「EA1702」は最大15WまでのQi規格に対応した先進的なワイヤレス充電器だ。

 

ユーザニーズに捉えた新作

Freedyシリーズの新作2モデル。2台同時充電可能なEA1202(写真左)と、クレードルタイプのEA1201S(写真右)は、5Wから10W充電のほか、iPhoneの7.5W急速充電規格をサポート。ACアダプタもQuick Charge 2.0に対応するなど安心して使える。充電パッド側のコネクタはUSB-Cとなっており、Macとの親和性も高い。独自の放熱構造によりファンレスで、金属以外のケースを付けたままでも充電できる。

 

世界有数の無線機器メーカー

Freedyを製造している韓国Komatech社は、スマートフォンなどの無線アンテナを開発している企業だ。同社のLTEやGPS、NFC、Bluetoothといった技術は大手メーカーの製品にも採用されていて、Appleも参加するQi規格の標準化団体WPC(Wireless Power Consortium)の議長会社でもある。技術力の高さに定評がある同社工場は電波暗室なども備え、これまでにFreedyシリーズは、150万台以上の出荷実績がある。

 

ペアリング不要のグリップケース

「miggo PICTAR ONE MARK II」は、iPhoneに取り付けるグリップケース。専用アプリと組み合わせることで、ダイアル操作でズームや露出、ファンクションを変更できるほか、シャッター半押しによるピント合わせなどができる。ケースとの接続は超音波を利用した独自の方式で、Bluetoothのようなペアリング設定が不要なのがメリットだ。

 

700タイトル以上のゲームを操作

Apple Storeでも販売されている「GAMEVICE Controller」シリーズは、iOSデバイスをゲームコントローラにできるデバイス。十字ボタンやジョイスティック、トリガーなどで自分の好きなゲーム体験を高めることが可能。iPhone Xなどに対応するモデルのほか、9.7インチと12.9インチのiPadシリーズに対応するモデルがラインアップされている。

 

ワイヤレスオーディオの新ブランド「M-SOUNDS」

エム・エス・シーでは2017年よりスマートフォン向けのオーディオブランド「M-SOUNDS」を起ち上げた。わずか4gという小型軽量な完全独立型イヤフォン「MS-TW2」は、音切れに強いBluetooth 5.0対応、IPX4相当の防汗設計、高音質なAAC対応などのフルスペック仕様ながら実売1万円以下という価格で人気商品となっている。

本体カラーがブラックやホワイトに加え、個性的なレッドのバリエーションを揃える。バッテリ搭載の充電ケースを備え、本体と合計で最大15~18時間の使用が可能。