音読で英語の筋トレ(音読142回) 過ぎたこと・バター・時間 | マイナビブックス

音読で英語の筋トレ

音読で英語の筋トレ(音読142回) 過ぎたこと・バター・時間

2017.07.10 | 岩村圭南

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第142回

月曜日は「音読」の日。早速、英語の筋トレを始めましょう。英文1~3と和訳を読み、音声を聞いてから、繰り返し音読してください。

【音読】
1. 過ぎたこと

Calm down.
There's no sense being mad.
What's past is past.

落ち着けよ。
怒っても意味がないよ。
過ぎてしまったことなんだから。



2. バター

Hey, go easy on the butter.
You know that's not good for you.
Remember what the doctor said?

おい、バターはほどほどにしないと。
よくないのはわかってるんだろう。
医者が言ったことを覚えてる?



3. 時間

He needs time to get over it.
There's nothing you can say.
Just leave him alone.

彼が乗り越えるには時間が必要なんだよ。
言えることは何もない。
一人にしておけよ。



▽解説・練習

【解説】
1. calm down「落ち着く、冷静になる」。There no sense ~ingで「~することには意味がない」。(例)There's no sense practicing half-heartedly.「いい加減に練習しても意味がありません」。pastは「過ぎ去った」という意味の形容詞。

《発音アドバイス》
Calmを伸ばしイントネーションを軽く上げ、downで下げます。madとpastの[æ]に注意。pastで軽く上げ、pastで下げます。

2. go easy on ~「~をほどほどにする」。(例)My doctor told me to go easy on the salt.「医者に塩分を控えめにするように言われた」。be good for ~「~にとっていい」。Rememberの前にDo youが略されています。

《発音アドバイス》
easyとbutter、notとgoodを強調します。Remember, what, doctorにストレスを置き、saidでイントネーションを上げます。

3. get over ~「~を乗り越える」。(例)I can't seem to get over this cold.「風邪がなかなか治らない」。nothing (that) youのthatが略されています。leave ~ alone「~を一人にしておく」。

《発音アドバイス》
needs, time, overにストレス。There'sとnothingの[ð]と[θ]の発音に注意。leaveとaloneの[l]も意識しましょう。

【実践練習】
出だしの語を見て英文1~3を思い出しながら言ってみましょう。

1. 過ぎたこと …… Calm - There's - What's
2. バター …… Hey - You - Remember
3. 時間 …… He's - There's - Just

今日のワンポイント

次の例文を参考にして、There's no sense ~の使い方を覚えましょう。

There's no sense in complaining now.
→今、愚痴をこぼしても意味がない
There's no sense not taking the exam.
→その試験を受けない手はない(受けた方がいい)。
There's no sense doing things halfway.
→中途半端にやっても意味がない。
There's no sense in continuing this useless effort.
→じたばたしても仕方がない。
There's no sense having your computer repaired if it's cheaper to buy a new one.
→新しのを買った方が安いなら、君のコンピューターを修理してもらう意味がない。

また明日。See you tomorrow.

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