新女王誕生!@週刊将棋5月14日号

週刊将棋編集部の渡部です。今週号にはひっそりと私の写真が載っているようです。そんなわけで、仕事と睡眠以外は将棋してます。いや、仕事も将棋でした。
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名人戦第3局はついに矢倉登場! 竜王戦第3局でも現れた形(その対局は取材に行ってました)となりました。常識的には駒得+馬の先手が十分に見えるのですが、あの将棋に限っては玉の堅さと先手の歩切れが大きく、後手が勝ちやすいのでしょうか。難しいところもあったようですが、結果的には竜王戦に続いて後手が白星をあげました。森内名人はこれで3連敗と苦しい星に。
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マイナビ女子オープン第4局は加藤奨励会員が大逆転で勝ち、女王を奪取しました。里見女流としてはシリーズを通じて精彩を欠く内容となってしまったでしょうか。体調の方を治していただいて、また元気な将棋を見られる日が来ることを祈っています。このブログを書いている土曜は将棋会館に立ち寄って、加藤新女王昇段の取材へ。結果は確認せずに向かったのですが、午前中の昇段の一番を逆転で制し、初段になったとのことでした。喜びのにじみ出たコメントで、こちらまで嬉しくなってきました。
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竜王戦の佐藤康九段―山崎八段戦は激戦で、0時過ぎに持将棋が成立。取材に行っていたK藤記者にメールすると「どうせ終電逃してたからむしろラッキー」と返ってきましたが、残念それはフラグ。指し直し局も大熱戦となり、濃密な感想戦が続いて始発でも帰れなかったようです。取材あるある?
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注目の人物を取り上げる、短期連載中のクローズアップは西山朋佳初段に登場していただきました。ネットで鍛えている実戦派ということで、インタビューの際はネット将棋談義に花が咲きました。私ともかなり指したことがあるようですが、今は点数の差が開きすぎて指す機会がありません(笑)。女性の四段誕生も、そう遠くないと感じる今日この頃です。
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その他渡辺明二冠インタビューの後編や、コンピュータ将棋選手権リポートなど盛りだくさんの今週号の内容はこちらで!

カテゴリ: 週刊将棋/将棋世界

人気女流&最強ソフト、世紀のリレー将棋イベント決定!!

みなさんこんばんわ。


今月末発売の「将棋新世紀PonaX」。どれくらい強いのか、気になっている方、とても多いのではないでしょうか?
そんな方々のために、今回素晴しいイベントが決定しました。


日時:6月3日(火) 18:00~
場所:パレスサイドビル(地下鉄東西線竹橋駅直通)2階Tルーム


何をやるかといいますと、山口恵梨子&PonaXチームと竹俣紅&激指チームによるリレー将棋対決です。
お二人ともソフトの読み上げとして出演されています。
自分が読み上げを担当したソフトを味方にして対局していただくわけですね。
イベントには、PonaXの思考エンジンであるPonanzaの開発者、山本一成さんにもご出演いただく予定です。





当日は「将棋新世紀PonaX」の体験は自由。
体験コーナー、PonaXに挑戦コーナーは12時からスタート予定です。もちろんソフト販売もいたします。
また、当日会場で買っていただいた方には女流棋士特典を予定しています。(詳細未定)
この世紀のリレー対局を間近で見たい方は、6月3日の夜の予定を空けておいてください!


イベント入場料は千円を予定しております。


本イベントについて、内容の変更などがあった場合は、当ブログにて随時発表いたします。


では、当日をお楽しみに。



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美濃囲い、驚愕の受け (おまけ:PonaX未公開画像)


今月23日に「将棋・終盤の教科書」(日本将棋連盟刊)が発売されます。
深浦康市九段が初段前後の方を対象に、忘れがちな基本手筋から、
高度な終盤のテクニックを、丁寧に解説しています。


今日はその中から印象的な受けを1つ紹介します。


第16図をご覧ください。
△5九飛は美濃崩しの代表的な一手で、
次に△3九飛成▲同玉△4九香成と進むと、一気に詰んでしまいます。


一見、お手本通りの寄せを食らってしまったようですが、
実はこの局面、先手玉には受けがあります
たまに美濃囲いで出てくる手筋ですが、皆さんご存知でしょうか。
















A図の▲5八金が起死回生の受け。
飛車と馬の力を弱めて、一手を稼ぐことができます。
後手の応手はいろいろありますが、
いずれの手順も先手玉は辛うじて寄りません。
細かい変化手順は画像の解説をご参照ください。


こうした、知らないと絶対指せない手筋、
実戦で役に立つ手筋をたくさん紹介しております。
勝率アップ間違いなしの一冊でライバルに差を付けましょう。













最後にPonaXの最新画像を1枚公開いたします。


前回紹介した、対局中にPonaXの読み筋を見る機能が、左の画像です。
左上の盤面はPonaXの読み筋に合わせて1手ずつ動いています。
かっこいい!
主な変化手順を、ボタン1つ、盤面付きで確認できるのは非常に便利です。


他の将棋ソフトにはないPonaXの魅力はこれだけではございません。
PonaX情報は発売日まで少しづつお伝えしていきますので、
楽しみにしていただければ幸いです。



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天童取材

皆さん、こんにちわ。週刊将棋編集部の荒井です。ゴールデン・ウィークはどう過ごされましたか? 私は家でゴロゴロしていました。

4月26、27日に山形県天童市で行われた天童桜まつりの人間将棋を取材してきました。リポートは5月7日号に掲載しております。

1日目は甲斐智美女流二冠-鈴木環那女流二段戦。大盤では深浦康市九段の解説していました。両対局者と深浦九段の掛け合いが面白く、会場は盛り上がりました。大盤の聞き手は山形大学将棋部の成田弥穂さんと阿部美鈴さんが交代で務めました。成田さんは第3期マイナビ女子オープンに主催者推薦で出場、一斉予選で1勝を挙げています。そのときは、中学3年生でした。「大盤の聞き手は2回目ですが、緊張しました」と感想を話してくれました。

イベントや対局など天童での取材は今回が5回目。今まではタイミングがなくて訪れていなかった、天童市将棋資料館を見学してきました。駒作りの歴史が説明され、行程がビデオで放映されていました。天童で行われたタイトル戦の棋譜も張られていました。昭和から初代の永世竜王が誕生したものも。歴史を感じました。

 

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復活!将棋プラザ

. 皆さんこんにちは、週刊将棋編集部加藤です。

. 棋聖戦は森内竜王・名人が意表の向かい飛車で挑戦権を獲得しました。

. 今週は1990年から始まった「将棋プラザ」が復活します! 棋士の日常をさぐったり、将棋にまつわる地を訪れたり、なんでもやったコーナーです。今週は、室谷由紀女流初段にお願いして、一週間に密着させていただきました。まずはNHK読み上げの取材。メイクのときの写真を撮らせてもらうことに。メイク前はもちろんスッピン…ん?「…今スッピンですか?」「はい!」スッピンでこんな可愛いって何だ、肌つるつるやん!人とは不平等なものよのうとショックを受けつつビフォーアフターを収めました。…でも元がかわいくてあんまりビフォーアフターなってなかった…

. 室谷女流初段からはプライベートショットももらいました!それは本紙のお楽しみで…。

. お料理もする、とのことで手料理の写真もいくつかもらいました。許可をもらってこちらでも1枚紹介!

. パスタうまそーーー!!しまった、ご飯の写真ください、じゃなくてご飯たべにいっていいですかって言えばよかった!ああー悔やまれるーーorz

. そうだ、今度は女流棋士の「お料理・お菓子教室ページ☆棋士’sキッチン☆」を作ろう!じゅるりっ

. 自慢の一品を紹介したいという先生方、ぜひ加藤までご一報を! 食べさせてもらいに取材させていただきます!

将棋プラザでは、佐藤天彦七段の「天彦’sクロ~ゼット」も掲載! 自慢の一着をどっぷり語っていただきました!

今週号の内容はこちらでチェック!

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