将棋書籍


 

著者と編集者しか知らない

最新刊の裏話

 

将棋編集部が制作している書籍のマル秘話を披露します。でもできるだけ周りには内緒にしておいてくださいね。


 

将棋連盟文庫 逆転の5手詰

2013年2月27日発売

 


著者:中田章道

定価:1,155円(税込)

文庫判 416ページ

ISBN978-4-8399-4609-8

【編集部より】みなさま、こんにちは。将棋書籍編集部です。2月発売の将棋書籍「石田和雄名局集」と、「将棋連盟文庫 逆転の5手詰」の見本が編集部に到着いたしました!! 中田章道七段の「逆転の5手詰」をご紹介します。筆者の棋力はアマ三段。5手詰めなら楽勝かと思いましたが、そこはやっぱり詰将棋。短い手数の中にも、深いコクを感じる問題が並んでいます。

 

 


 

マイナビ将棋BOOKS すぐ勝てる!急戦矢倉

2013年02月23日発売

 


著者:及川拓馬

定価:1,575円(税込)

四六判 224ページ

ISBN978-4-8399-4607-4

【編集部より】すぐ勝てるシリーズは、1、主導権が握りやすい!!2、攻撃力、破壊力抜群!!3、すぐ覚えて、すぐ使える!!がコンセプト。急戦矢倉はうってつけの戦法で、米長流急戦矢倉、△5三銀右急戦、田丸流△5三銀左戦法、矢倉中飛車を紹介しています。及川拓馬五段にとっては初の著作ですが、最初に戦法の特徴や成功例を紹介してから解説に入るなど、とても工夫して書かれています。

 

 


 

マイナビ将棋BOOKS 終盤 寄せの妙手 発展編

2013年02月23日

 


著者:野月浩貴[監修]

定価:1,470円(税込)

四六判 224ページ

ISBN978-4-8399-4611-1

【編集部より】監修は野月浩貴七段で、巻頭には寄せについて、「不利なときほど手を渡す」「負けるにせよぎりぎりの勝負に」といった具合にいろいろと教えてくれます。問題は100問です。「すぐ勝てる!急戦矢倉」、「升田幸三の孤独」と合わせて、23日(土)に発売になりました。

 

 


 

升田幸三の孤独

2013年02月23日

 


著者:河口俊彦

定価:1,575円(税込)

四六判 240ページ

ISBN978-4-8399-4645-6

【編集部より】葛藤を、老師河口俊彦が描いた本。筆者が読んで印象深かった芹澤博文の章では、「………その芹澤博文が、あるとき、激しく泣いた。 芹澤が屋台のオデン屋で飲んでいて、急に涙があふれてきたというのである。 そのとき、芹澤は、突如として、「ああ、俺は、名人になれないんだな」 という思いがこみあげてきたのだそうだ………その日、芹澤も米長も僕の家に泊った。翌朝、二人は早く起きた。「おい、米長。いっちょう稽古をつけてやろうか」 と、芹澤が言った。二人は、ランニングシャツにステテコという白一色の姿で正座して盤にむかった。激しい将棋になった。」 これを読むと、堕落どころじゃない、根性ある将棋指しである。こちらが芹澤の真の姿であったと思いたい。

 

 


 

石田和雄名局集

2013年02月14日発売

 


著者:石田和雄

定価:2,940円(税込)

A5判 384ページ

ISBN978-4-8399-4528-2

【担当編集より】一昨日の日曜日、東葛支部の新年会に行ってきました。この会は「石田和雄名局集」の出版と、渡辺大夢新四段(石田門下)の昇段を祝賀するもの。そして、石田九段の長年の棋士生活に対する慰労と感謝をお伝えする会でもあり、森内俊之名人、郷田真隆棋王、佐藤康光王将といったタイトルホルダーを含めた、多くの棋士が参加しました。さまざまな祝辞が述べられたあと、石田九段は名局集に収録されている中から、米長邦雄王位(当時)との一局を大盤で披露しました。