美濃囲い、驚愕の受け (おまけ:PonaX未公開画像)



今月23日に「将棋・終盤の教科書」(日本将棋連盟刊)が発売されます。
深浦康市九段が初段前後の方を対象に、忘れがちな基本手筋から、
高度な終盤のテクニックを、丁寧に解説しています。


今日はその中から印象的な受けを1つ紹介します。


第16図をご覧ください。
△5九飛は美濃崩しの代表的な一手で、
次に△3九飛成▲同玉△4九香成と進むと、一気に詰んでしまいます。


一見、お手本通りの寄せを食らってしまったようですが、
実はこの局面、先手玉には受けがあります
たまに美濃囲いで出てくる手筋ですが、皆さんご存知でしょうか。
















A図の▲5八金が起死回生の受け。
飛車と馬の力を弱めて、一手を稼ぐことができます。
後手の応手はいろいろありますが、
いずれの手順も先手玉は辛うじて寄りません。
細かい変化手順は画像の解説をご参照ください。


こうした、知らないと絶対指せない手筋、
実戦で役に立つ手筋をたくさん紹介しております。
勝率アップ間違いなしの一冊でライバルに差を付けましょう。













最後にPonaXの最新画像を1枚公開いたします。


前回紹介した、対局中にPonaXの読み筋を見る機能が、左の画像です。
左上の盤面はPonaXの読み筋に合わせて1手ずつ動いています。
かっこいい!
主な変化手順を、ボタン1つ、盤面付きで確認できるのは非常に便利です。


他の将棋ソフトにはないPonaXの魅力はこれだけではございません。
PonaX情報は発売日まで少しづつお伝えしていきますので、
楽しみにしていただければ幸いです。



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