二歩はアカン湖!

. 皆さんこんにちは、週刊将棋編集部加藤です。コート選びが難しい季節ですね。

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. 今週は、マイナビ女子オープン第2局が陣屋で行われました。里見女王が逆転勝ちで1―1になりました。

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. 加藤九段、高橋九段、橋本八段、桐谷七段、佐藤紳六段…と、棋士の先生方を将棋番組以外で見られることが多くなりました。元から将棋界を知っている身としては、棋士おもしろいんやぞ、と自分のことのように鼻高々。先週は豊川七段のあの解説も紹介されていました。評判もとっても良かったようです。伝説の?二歩のシーンは知っているのですが、その時の感想戦も豊川節炸裂だったとは初めて知り、ずっと笑いっぱなしでした。二歩はアカン湖!

. 以前、対局取材の検討中、豊川七段にマンツーマンで教えてくれるというとても有り難いことがありました。その時のブログに『間近で「こうやってピピピ~!って逃げる」や「この手は阿寒湖」と聞けて内心大興奮!』と綴っています。テレビでも紹介されたことを生で聞いたことがあるのを思い出し、もっと鼻高々の筆者。そのときは、あまり良くないと検討していた手を対局者が打ち、豊川七段が「うっちゃったうっちゃったよー」と一言。思わず「それ先生だよ!」と心の中でツッコミを入れたことを覚えています。…もう時効だろうから暴露。テレビが回っていなくても、ミスをネタに変えて楽しませてくれる素敵な先生です。これからもテレビで見られないかな、期待です。

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. 今週は電王戦の取材に行ってきました。竹俣女流2級がいらしたので、以前にお願いしたプレゼントのお礼を直接言いました。 ↑そのときのプレゼント※紅ちゃんからはワニくんペンケースを頂きました。森内竜王・名人に頂いたムックを除き、ほかの先生方には色紙を頂いていました。 お礼を言うと、「みんな色紙なら言ってくださいよ~!!」と怒られる筆者。…いますげーかわいい生き物に怒られてるなにこれなんのごほうび…。 いやでもめちゃくちゃ応募来たんですよ!と言うと、「うーんでもあれもらって使う人いるのかあ」と紅ちゃん。「って私も使ってるんですけどね☆」。やばいかわいい。まじぱねえ。紅ちゃんもテレビが回っていなくても、こんな筆者にも、いつもにこにこ。ステキな先生方に囲まれて、記者になってよかったなあとしみじみ思う筆者でした。

. 竹俣女流2級は屋敷九段が注文したおやつをニコニコ生放送で紹介していました。がんがん写真撮りました。載せました。筆者GJ。

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. 今週号の内容はこちらでチェック!

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三浦先生ゲラチェック中

将棋界一の研究家。
将棋界の宮本武蔵。
羽生七冠を崩した男。
そうです。三浦弘行九段です。


その三浦先生が今度出る書籍のゲラをチェックするために
マイナビに足を運んでくださいました!



まだ内容は明かせませんが、居飛車の戦術書です。


間違いがないように、真剣にゲラを確認する三浦先生。
将棋に対するのと同じように真摯な姿勢で取り組んでいただきました。
ありがとうございます。


きっといい本ができると思います。


全国の三浦ファンの皆さま。できあがりを楽しみにしていてください!

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名人戦がはじまりました

皆さんこんにちわ。週刊将棋の下村です。コンピュータソフトの衝撃的な強さに驚かされた電王戦が終わりました。東京の桜も散りましたが、今度は最高峰の人間同士の戦い、名人戦七番勝負が始まりました。昨年は森内名人が羽生挑戦者を降し圧巻の防衛を果たしましたが、今期はどうなるのでしょうか。
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取材記者としても1将棋ファンとしても、実力拮抗の両者の戦いはドキドキしますね。週刊将棋では熱戦の模様を余すことなくお伝えしていきます。ちなみに森内―羽生戦は第1局終了時点で通算124局。同一カードでは羽生―谷川戦(164局)、 羽生―佐藤康戦(153局)に続く第3位ですが、今シリーズで7位の大山―加藤戦(125局)を追い抜くことが確実です。まだまだ対戦数は伸びそうですね。
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さて、日に日に暖かくなり見るだけではなく、外に出て将棋を指したくなる季節です。今週筆者は春の職団戦に出場してきました。久々の大会出場でしたがあえなく2連敗と最悪の結果。チームの足を思い切り引っ張ってしまいました。
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1局目は横歩を取ったら4五角戦法に誘導されて、初見の研究手に戸惑い知らない形になってしまいました。持ち時間30分のうち半分近くを使ってなんとか形勢を挽回したのですが、時間切迫の焦りから致命的な悪手を指してしまいズルズルと敗戦。チームも2―3で負けてしまいました。改めて横歩取りは怖い戦法ですね。プロが好んで指す3三角戦法は一気に決着はつきませんが、4五角戦法や相横歩取りは疑問手がすぐに勝敗に直結します。力を出せない負け方は悔いが残りましたが、居飛車党のアマ選手にとっては避けては通れない道です。深夜A時こと飯島栄治七段著の「横歩取り超急戦のすべて・マイナビ刊」を早速買いに行きました。(自社で買えましたが、恥ずかしいのでこっそり本屋で買いました)横歩取りのツボを押さえて、次につなげたいと思います。
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敗戦のショックを引きずりながら慰安戦を戦ったのですが、正直モチベーションが上がりませんでした。勢いで指が止まらず強引な無理攻めをしたら、あっさり攻めが切れてしまいました。負けた直後に沸いた後悔の念…。チームも2―3で負けてしまいました。技術もさることながら心技体の心の部分に問題がありました。団体戦なのにこれではいけません。
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さて、気を取り直して来週は名人戦第2局の取材で福島県喜多方市に行って来ます。喜多方ラーメンが楽しみです。来週編集分の4月30日号で詳報します。

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読者プレゼント発送しました

みなさま、こんにちは。
将棋世界編集部の鈴木です。

この2日間で、マイナビムック「将棋世界キッズ」の読者プレゼントを発送しました。

いきなり自宅に届いたプレゼントに喜ぶ子どもたちの笑顔を想像すると、なんだか自分までうれしくなってきますね。

また賞品の中にはタイトルホルダーから提供していただいた、サイン色紙もありましたのでご紹介します。

せっかくなので、揮毫していただいた言葉の意味についても調べました。
我忘吾(われわれをわする)
…無念、無想の境地のこと。

泰然自若(たいぜんじじゃく)
…落ち着いていて、どんなことにもあわてず、動じないさまのこと。

前新(ぜんしん)
…詳しくはわかりませんでしたが、新しい気持ちで前に進むといったことでしょうか。

心月(しんげつ)
…月のように澄みきって明らかな心。悟りを開いた心。

どれも素敵な言葉で、それぞれの先生が目指している理想みたいなものが垣間見えます。

 

当選された方、おめでとうございました。

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なぜ勝てないのか? 答えがこの本にあります

勝ち方を教えてくれる本は数あれど、


「なぜ勝てないのか」
「どうして負けるのか」


こうした疑問に答えてくれる本は多くありません。



現在作業を進めている武市三郎先生著
将棋・ひと目のしのぎ」という書籍が、大詰めを迎えています。
この本こそまさに、
「なぜ自分が勝てないのか」が分かる本です。


※ちなみに画像は本日編集部に届いたカバーと帯です。
本に巻いた状態になるまで、もうしばらくかかります…。



逃げ切れば勝ちなのに、急転直下のトン死負け。
こうした経験は皆さんお持ちかと思います。
本書は終盤の「しのぎ」がテーマです
勝敗に直結する受けの手筋を1冊にまとめました。
これでもう同じ過ちは繰り返さないはずです!


級位者の方でも気軽に挑戦できる選択問題から、
変化手順を読み切れれば高段者間違いなしの良問難問も揃えています。
どんどん解いて、受けの手筋を頭に覚え込ませてください。



入門編から1題紹介します。
問題図は△2八桂成の1手詰。
(1五香の利きがあるので、▲同龍とはできません)


どうやって1手詰みをふせぐか。
後手からどういう追撃があるか。
追撃を振り切る決め手はなにか。
3手の読みで受け切ってください。


















正解は▲3九金。
対して、△同とが詰めろになっていることには気が付いたでしょうか。
(△2八金▲同龍△同桂成▲同玉△3八飛まで)
▲3九金△同と▲2六歩、まで指せばもう後手からの追撃はありません。


この問題に限らず、しのぎの問題は正確な読みが必要とされます。
しかし繰り返し解けば手筋を身に付けることができ、手筋は読みの大きな助けとなります。


発売日は1月ほど先になります。
もうしばらくお待ち下さい。

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