私は私に
ぽろぽろお菓子をこぼすように 会話はかってに離散しました 真夜中に目が醒めると 魚の小骨が喉元からみあげていました 私は誰に謝ればいいのかわからなかった どんな色の家に住みたいですか? 綿と化.....
聞く係り
聞く係りになるのが好き 聞く係りは噓をつかなくてすむ 聞く係りは言葉がへたでもできる 一生 聞く係りがいいのにと思う でもずっと彼女に喋らせておくわけにはいかない 彼女だって聞く係りになるのがとても好きだから  .....
忘れても
昨日のことがもう 思い出せません なにかとてもすばらしい 物語についての話だったような 南風のホの休んでいる木の 蜜をたべるメジロだったような (あんまりこんなにこひしゆては。) 昨日のことがもう まるでだ.....