私は私に


 

ぽろぽろお菓子をこぼすように

会話はかってに離散しました

真夜中に目が醒めると

魚の小骨が喉元からみあげていました

私は誰に謝ればいいのかわからなかった

 

どんな色の家に住みたいですか?

綿と化繊ではどちらの服を着たいですか?

お金をどれくらいもちたいと思いますか?

自分の未来の姿を想像できますか?

ああ、びっくりしてしまう、びっくりしてしまう。

 

あんな思ってもいないことを言って

いつもいつも好かれようとして

かと思えば怒鳴ってしまい

海苔のように落ちこんで

 

私は私に謝らなければなりません

 

 

2014.4.8

カテゴリ: シーズン1, 私と遊んで/大崎清夏
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