それでも川は流れている

  激しい雨、 激しい雨が、雷鳴とともに近づいてくる 「極地的な豪雨」と散文的に語られる、 地表を破砕する意志のような 激しい雨が   紫電が大地を撃つ その轟音のあとで異様な振動が続いた あれは、裂.....

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カテゴリ: 誰でも明日のことは考える(城戸朱理)
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占い師

  水はなく、風があり、渦を巻いている、ふねは風の渦のまんなかを通っていく、予言されたとおりに航海している、遠くに旗をもつ青い帽子の人が立つ、水はないのに波があり、ふねに接触するたび火花が散る、時間が火花をとば.....

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カテゴリ: やねとふね(河野聡子)
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TiP!のズッコケ交換日記⑩ アノニマ/アノニモ(カニエ・ナハ)

    寡黙の花が悼んでいる 蟻が黙々と あの丘の向こうへと 見えるのはアノニマ という名の なにもない国 雨が洗いながせば すこし静かになる 潰えていくのは 無垢か無口か アノニモという名の 眼のな.....

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カテゴリ: TiP! のズッコケ交換日記(TiP!)
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