なまこサバイバル(11)


 

(てろめあてろめあ)

 

てろめあてろめあすてきなてろめあ

細胞が分裂すると染色体の末端のてろ

めあがすこしずつ失われ短くなっていきます

てろめあの長さは細胞分裂の回数を測るもの

として働き細胞の寿限無を調節していると考えられて

ほさわぎほならびそのほのように

 

てろめあてろめあおそろしてろめあ

います人は生まれたときにてろめあを一万塩基持って

います細胞分裂を繰り返すことによって一年間で平均50塩基

減っていきてろめあが5000塩基になると細胞分裂の寿限無

に達して分裂が起こらなくなりますつまり死んでしまいます人は

ほならびほしずめそのほのように

 

てろめあてろめあみえないてろめあ

生まれたときに持っている一万塩基から細胞分裂の寿限無

である5000塩基を引くと残りは5000塩基になり

ますてろめあ生きているだけで一年間に50塩基減っていくので

5000を50で割ると100歳まで生きることができる

ほしずめほむすびそのほのように

 

てろめあてろめやさしいてろめあ

という計算になります人は誰でも100歳まで生きられる

ように生まれてきていることになるわけですでも病気をしたり

欲望がかなうとてろめあは減りますてろめあは一度減ってしまう

ともとには戻せないのですてろめあはしばしば回数券に

ほむすびほしずめそのほのように

 

てろめあてろめあやらしいてろめあ

たとえられます回数券を入手したときはたくさんあり

ますが一枚一枚使っていけばいつかはなくなってしまう

ようにてろめあもですからいかにてろめあの長さを

保つかがカギとなりますほらサバイバル

ほむすびほさわぎそのほのように

 

 

2014.3.28

 

カテゴリ: シーズン1, 野村喜和夫
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