こんにちは 囲碁人編集部のもっこです。
 
 

毎週木曜日はプロ棋士の手合日です。
2013年4月11日には、43局が打たれました。
その中で我々が注目したのは、本因坊戦 予選A 依田紀基九段 対 藤沢里菜初段の一局です。
『囲碁人vol.20』（2013年4月15日配信予定）で取材させていただいた藤沢初段は、若手強豪の鈴木伸二三段を破り本因坊戦 予選A 準決勝に駒を進めた期待の若手女流棋士です。

 
その1局を、市ヶ谷の日本棋院一階、中継用のテレビ大画面の前で観戦していました。
盤面ではとても難解な攻め合いが行われており、観戦者一同首をひねっていたところ、たまたま通りかかった若手棋士の先生が数秒見た後、「ああ、一手勝ちか」と言い残し去っていかれました。「黒白どっちが一手勝ちなの!?」と心の中で叫んでいたのですが、数手進んだところで黒番 藤沢初段の投了となり、あらためてプロ棋士の読みの力に恐れ入りました。
 
 

藤沢初段にとっては残念な結果となってしまいましたが、ある棋士の先生は「依田先生相手にここまで善戦できるということは本当に立派。この1,2年で急激に力をつけている」と評価されていました。
今後のさらなる飛躍が楽しみですね。

 
 
そんな大注目の藤沢初段へのインタビューが掲載されている『囲碁人vol.20』は2013年4月15日配信予定です。有料版（Amazon Kindleストアにて発売）は近日配信予定です。どうぞお楽しみに！