さよなら三軒茶屋中央劇場 – 最終上映は囲碁ファン必見の映画『天地明察』です

映画館「三軒茶屋中央劇場」が2月14日に閉館することが発表されました。

 

1952年に松竹系の封切り館として幕を開け、その後名画座に、さらに1971年には日活ロマンポルノ専門館に、現在はムーブオーバー館に…と姿を変えつつも三軒茶屋にて愛されてきた同館。閉館の知らせを受け、往年のファンたちが別れを告げに続々と訪れているようです。

 

奇しくも最終日の14日、最後に上映されるのは『天地明察』。“暦づくり”に命をかけた男・安井算哲を描いた冲方丁の時代小説(本屋大賞1位!)を、『おくりびと』の滝田洋二郎を監督とし、音楽を久石譲を手がけるなど豪華なスタッフにより映画化した作品です。

 

実はこの算哲、囲碁の家元四家のひとつ、安井家に生まれた“碁打ち”。碁のほかにも算術や天文学にも秀でていたため、改暦に携わることとなるのですが、映画には、本因坊道策との対戦のほか数々の対局シーンが描かれており、囲碁ファンにはたまらない描写が多いはず。

 

すでにDVDレンタルされている作品ではありますが、
昔懐かしい情緒漂う三軒茶屋中央劇場との別れを惜しみつつ、囲碁映画を味わうのもまた一興かと。バレンタインデートの行き先候補にもぜひー。

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