4路盤の世界

こんにちは。新人編集者のユウです。

 

2012年より日本棋院から出されている囲碁アプリ、「張栩の黒猫のヨンロ」 を遅まきながらプレイしてみました。

 

4つあるモードのうち、本アプリのメインであるストーリーモードに挑戦。このモードは囲碁のルールを全く知らない方でも、問題に挑戦しながら4路盤の囲碁パズルを楽しめます。
ストーリーの主人公は黒猫のヨンロ君。そのヨンロ君が公園を占領しているボス犬、ダイゴ君に囲碁パズルで勝負を挑むという内容となっています。

 

ヨンロ君は、他の犬の助けを借りながら具体的なルールを学んでゆくのですが、その犬の名前がおもしろい。どれも囲碁用語をアレンジした名前で、「ウテガ」のような、そのまんまの名前から、「ダルメッシュ」のようなどこかで聞いたことある名前まで登場します。笑ってしまったのが、「石の下」の手筋を教えてくれる「アンダストン」君。さぞ名前を考えるのに苦労したでしょう。

 

最後のダイゴ君との戦いは、4路盤に慣れていないと結構難しいです。私はここで3回ゲームオーバーになりました(笑)。ダイゴ君恐るべし!

 

コウやセキ、石の下が多く現れる4路盤パズル。19路盤とはまた違う世界を、皆さんも経験してみてはいかがでしょうか?

 

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新刊『基礎からわかる ミニ中国流の教科書』

 

こんにちは。新人編集者のユウです。

 

今月の新刊『基礎からわかる ミニ中国流の教科書』のご案内です。

 

関西棋院の若きエース、村川大介七段が弊社から出す初めての書籍となります。
以前の囲碁人のインタビューで「最近流行している定石や布石はよく研究している」と語った村川七段。
本書では「ミニ中国流」をテーマに、その研究の成果を存分に披露しています。

 

例えば、黒のミニ中国流に白1とワリ打ちした局面。
黒の応手はいくつか考えられますが、本書では何とA~Gの7通りの手を、その後の変化を含めて詳しく解説しています。

 

もちろん、(ア)・(イ)のような小目へのカカリ、(ウ)の打ち込みといった、実戦で多く現れる形も扱っています。

 

そして「せっかくミニ中国流を勉強したのに、6手目で白に変化されてしまった! 」という方にも朗報です。
本書では、白がミニ中国流を回避してきた場合の対処法も、約30ページ割いて解説しております。もう黒のカカリに対して、「ケイマで受けてくれ~」と祈る必要もなくなるでしょう(笑)。

 

プロの国際戦でもよく打たれミニ中国流。本書を読めば、その魅力が分かるはず!?

 

発売は明日3月26日です。電子版も同時発売の予定ですので、ぜひお買い求め下さい!

 

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恐るべき16歳

こんにちは。新人編集者のユウです。

 

ご存知の方も多いでしょうが、一力遼四段が、史上最年少で棋聖リーグ入りを果たしました! それもリーグ決勝で、あの張栩九段を破っての達成です。

 

一力四段といえば、今年の『囲碁人』でのインタビューが印象的です。
「2014年はリーグ入りを絶対果たす」と宣言され、見事に有限実行となりました。恐るべき16歳です。

 

気が早いファンは、井山棋聖との番碁を期待するかもしれませんが、その可能性も十分あるのではないでしょうか?
実際に、本因坊リーグでは18歳の余正麒七段が、現在5勝1敗の成績で、山下九段と挑戦者争いを演じています。

 

昨年から続く10代の若手棋士の台頭。2014年は井山六冠を脅かす存在になるかもしれません。

 

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