2000年から始まったメールマガジン『ゴルフプラネット』を電子書籍化するシリーズの第５回配信となる17巻から20巻がKindleストアで発売開始されました。

 

2004年はアテネオリンピックの開催された年ですが、ゴルフを取り巻く状況が大きく変わった年でもありました。

 

例えば、前年にアマチュアでトーナメントに優勝した宮里藍さんがプロとしての初戦に優勝し、その後も勝利を重ね、藍ちゃんブームが起こりました。ゴルフの喜怒哀楽をテーマにした第17巻では「宮里藍プロが好き」など42編を収録しています。

 

また、落ち込み続けてきたゴルフ場の集客が上向きになり、一部のコースでは平日でも満員という状況でした。ゴルフコースをテーマにした第18巻では、接待ゴルフの悲哀を活写した「ビンゴの謎」など44編を収録しています。

 

今年、パターを体に固定する打ち方が数年後に禁止になると決まりましたが、用具と技術をテーマに40編を収録したした第19巻の「ロングパター」では、すでに2004年の段階でこの問題が議論されていたことがうかがえます。

 

競技志向のゴルファーが目立ってきたのも2004年頃だと言います。その状況を冷静に分析し、また元競技ゴルファーとしてブームに警鐘を鳴らした「競技志向ゴルファーの資格」など、第20巻ではゴルフを愛する心をテーマに41編を収録しています。

 

9年前に書かれたものなので、用具に関することは古くなっている部分もありますが、ゴルファーの振る舞いや矜恃、そしてゴルフの本質は何も変わらない、そんなことを教えてくれるのが『ゴルフプラネット』なのだと思います。

 

価格は143円で、端末はiPhone／iPad／iPod Touch／Android／Kindle各種に対応しています。

 

通勤時にスマートフォンなどで読んでいただき、週末に向けてゴルフ心を盛り上げていただけるとうれしいです。