中国で使えるVPNを教えます。中国でおすすめできるものは少ないよ。

中国はインターネット検閲が特別厳しい国ですが、国内でVPNを利用している人は多いのが現状。

そもそも中国でVPNを使うのは合法なの?

無料VPNやUCSSって使えるの?

など、中国でのVPN利用においては、たくさんの疑問が浮かぶことでしょう。

そこで今回は、中国で使えるおすすめVPNランキングや、中国でのVPN事情などを徹底解説!

中国出張など、現地でVPNを利用したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

中国で使えるおすすめVPNランキング TOP3

さっそく、中国で使えるおすすめVPNランキングをTOP3までご紹介します。

  • 1位:MillenVPN
    • 3社で唯一の国産VPN/リーズナブルで検閲回避性能が高い
  • 2位:ExpressVPN
    • 料金は少し高めだがセキュリティ対策と通信品質に強み/サーバー数が多い
  • 3位:NordVPN
    • 世界的知名度が高く、サービス品質と価格のバランスに優れる/セキュリティオプションが充実

世界的知名度が高く、サービス品質と価格のバランスに優れる/セキュリティオプションが充実

「とにかく信頼できるVPNが知りたい!」「自分では選びきれない」そのような方は、これらTOP3から選んでいただければ、安全性は間違いないでしょう。

すべて30日間の返金保証がついているので、万が一のことを考えても安心です。

ただし、どんなに信頼できるVPNであっても、中国ではVPN接続が不安定になったり、いつアクセスがブロックされたりしてもおかしくないのが現状。

できればVPNサービスはいくつか契約しておくことをおすすめします。

1位:MillenVPN

迷っている人がまず注目してほしいのが日本製の「MillenVPN」です。

MillenVPNは、中国など検閲や制限の厳しい国でも制限を受けにくい「MillenVPN Native OpenConnect」に対応。

ヘルプページでも、中国から日本国内のサービスを利用する方法について解説したスタートガイドを用意しており、中国からでも快適にインターネットが使えるような工夫が伺えます。

また、ノーログポリシー(※)のほか、AES-256ビット暗号化規格を採用し高いセキュリティ性能を誇る充実のサービスでありながら、料金はとてもリーズナブル。

2年契約が最も安く、1か月あたり396円で利用できます。

  • ノーログポリシー=ユーザーのインターネット上の行動履歴や閲覧履歴を保存しない、第三者に提供しないという約束事のこと。

2位:ExpressVPN

3社の中では料金が高めなものの、中国での接続実績があるほか、通信速度の速さやセキュリティレベルの高さが特徴。

サーバー数は世界105ヵ国に3,000台以上あり、MillenVPNよりも規模が大きい海外のVPNサービスとなっています。

ExpressVPNの公式サイトでは、中国でExpressVPNを使うためのチュートリアルが用意されていますので、接続が難しい時は参考にしてください。

気になる料金は最も安い1年契約プランで月額6.67ドル

執筆時の日本円で約1,021円前後です。

よりサーバー数が多いVPNを選択したい人は、ぜひ検討してみてください。

3位:NordVPN

NordVPNはご紹介する3社の中で最もサーバー数が多く、MillenVPNの次に価格が安いです。

セキュリティレベルの高さはもちろんのこと、世界111ヵ国に6,000台以上のサーバーがあり、コストパフォーマンスの高いVPNといえます。

ただし、中国での利用においては、公式サイトより以下のような情報が掲載されています。

注意

残念ながら、最近、手動接続とアプリケーションのためのサーバー構成がブロックされたため、現在、中国の地域で接続に関するいくつかの問題が発生しています。

当社の開発者はこの問題を認識しており、できるだけ早く修正するよう取り組んでいます。

ご不便をおかけして申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。

NordVPNの同ヘルプページにて、制限の回避方法について解説するページへのリンクが掲載されているので、接続が不安定な時にチェックしましょう。

またNordVPNは最も安い2年契約の「ベーシックプラン」なら、1か月あたり555円の安さで利用できます。

30日間の返金保証もしっかりついていますので、信頼性の高いVPNをお探しの方は一度試してみるのがおすすめです。

VPNを使って中国でインターネット接続する仕組み

VPNを使うと、インターネット検閲が特別厳しい中国でも、自由にインターネットが楽しめますが、そもそもVPNとはどのような仕組みなのでしょう。

ここではVPN接続の仕組みや、中国のネット検閲・VPN事情などについて深掘りしていきます。

そもそもVPNとはどんな仕組みなの?

VPN(Virtual Private Network)は日本語で「仮想専用線」「仮想専用通信網」などと呼ばれている通り、一般の通信網に自分だけが通れる仮想的な通信網を作り、通信のやり取りを行います。

公共の道路に自分専用のトンネルを置くようなイメージです。

外部から通信の内容を覗き見られるリスクを排除してくれるので、VPNは公共のインターネットを利用するときや、リモートワークで自宅のネットワークを利用する際のセキュリティ対策などに役立ちます。

また、通常はパソコンやスマホ、ルーターやタブレットなど、インターネットに接続する全てのデバイスに「IPアドレス」が割り振られており、誰でもアクセス元の国や地域を判別することが可能です。

そこでVPNを利用し日本のVPNサーバーに接続することで、中国にいながら日本のIPアドレスが使えるようになるわけです。

なお、接続する国のサーバーは自分で自由に変更できますので、日本以外の国のサーバーにも接続できます。

中国のネット検閲とVPN事情

なぜ中国に滞在する多くの人々がVPNを使っているのかというと、「グレート・ファイアウォール」の存在によって、インターネットの利用が厳しく取り締まられているためです。

グレート・ファイアウォールとは、香港やマカオを除く中国本土に敷かれた大規模な情報検閲・監視システムのこと。

中国政府に対する批判的な情報の遮断や、中国におけるIT産業の育成、情報統制などのため、インターネットの利用に関して厳しく取り締まっているのです。

また、グレート・ファイアウォールはとても厳重な検閲システムで、URLや特定キーワード、IPアドレスなどさまざまな方法を用いてブロックするコンテンツを管理しています。

日本ではなんら問題なく使える検索エンジンやSNS、動画配信サービスなど、多くのインターネットサービスが利用できないため、中国ではVPNを使って自由にコンテンツを楽しむ人が多いのが現状といえます。

中国はVPNによって使える・使えないの差が激しい

中国では常に国内のインターネット接続が監視されているため、今まで使えていたVPNが突然使えなくなったり、接続が不安定になったりすることも珍しくありません。

例えば

  • インターネットには繋がるけれど通信速度がかなり遅くなる
  • 検索エンジンは使えるけれどSNSは使えない
  • 有料VPNを使っても見たいサイトにアクセスできない
    など

中国ではすべてのVPNの利用を違法としているわけではないものの、やはり制限はかなり厳しめ。

一方で、VPN側もユーザーが問題なく使えるように、日々アップデートを行います。

このように、中国でVPNを利用する際は一筋縄ではいかないのが現状となっているため、中国でのVPN利用にも、積極的に気をかけ対応してくれているVPNを選ぶことが重要なのです。

中国で規制強化されているウェブサイトやアプリ

中国では、日本で有名な多くのウェブサイトやアプリが利用できないようになっています。

  • Google関連サービス
    (検索エンジン/GooglePlayストア/Gmail/GoogleMapなど)
  • LINE
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • Facebook
  • YouTube
  • ニコニコ動画
  • Yahoo!検索
  • 無料版Skype
    など

このように日本や世界で多くのユーザーが利用するサービスは、特に規制強化によって厳しく制限されており、VPNを介した接続が必須です。

規制強化で使えないアプリの代わりは?

中国で使えない日本で主流のアプリやウェブサイトは多いですが、以下のように中国で代替的に使われているサービスがあります。

  • LINE→WeChat
  • GoogleMap→百度MAP(百度地图)
  • Google/Yahoo!検索エンジン→goo、@nifty、百度
  • XなどのSNS→Weibo
  • YouTubeやニコニコ動画→bilibili動画、优酷(YOUKU)
  • TikTok→抖音(中国版TikTok)、快手(Kuaishou)
  • Instagram→小紅書(RED)、绿洲(OASIS)

特にWeChatや百度MAP、検索エンジンなどはVPNに繋いでいる場合でも現地で役立ちます。

中国に滞在する際は、これらの代替アプリについても調べ、利用できるように準備しておくのがおすすめですよ。

中国ですべてのVPN使用が違法になるわけではない

中国でVPNを利用する際に気になるのが、VPNの「違法性」ではないでしょうか。

結論からお伝えすると、すべてのVPNサービスの利用が違法になるわけではありませんが、やはり使用の条件は厳しくなっています。

具体的には、中国政府から営業許可を得たVPN事業者のみが中国でVPNサービスを提供できるというものです。

中国に滞在する人が合法的にVPNを利用するには、インターネット利用に関する中国の規則を把握したうえで、営業許可を得ているVPNを選ぶ必要があります。

一方で、中国に10年以上住み、中国旅行ガイドブックや中国旅行ガイドアプリを提供するジョシュ・サマーズ氏は、自身のメディアで以下のように発信。

~Yet as of 2024, no foreigner has been punished for using a VPN.
(しかし、2024 年の時点で、VPN の使用で罰せられた外国人は一人もいません。)

実際にVPNの利用によって外国人が罰則を受ける可能性は低いものの、場合によっては中国の法律に触れるということはしっかりと覚えておきましょう。

【重要】中国で使う安全なVPNの選び方

中国でVPNを使うには、セキュリティを含め安全性の高いサービスを選択することがとても重要です。

このほかにも、VPN選びで失敗しないためのポイントがいくつか挙げられます。

  • セキュリティレベルが高く安全に使える
  • 中国のネットワーク事情に対応している
  • 見たい・利用したいサイトに対応している
  • 返金保証が用意されている
  • 検閲回避性能が高い
  • サポート体制が整っている
  • ノーログポリシーを掲げている
  • 幅広い国のサーバーに対応している

ボリュームのある内容ですが、ぜひ一度チェックしてみてください。

一つでも多くの項目に当てはまるVPNを選択し、中国で安全にVPNを利用しましょう。

なお、冒頭でご紹介した「MillenVPN」「NordVPN」「ExpressVPN」はいずれもほぼすべてに当てはまるおすすめのVPNとなっています。

どうしても迷ってしまう人は、3社の中から選択すると良いでしょう。

セキュリティレベルが高く安全に使えることが第一条件

セキュリティレベルの高さは、どのような通信技術が使われているかでわかります。

安全にインターネット通信を行うには、通信するデータの「暗号化」が必須です。

暗号化されたデータは、他社から情報を盗み見られたり、なりすましをされたり、データを改ざんされたりすることを防ぎます。

一方で、暗号化技術にもさまざまな種類があります。

その中でもセキュリティ強度がかなり高く、実質的にデータを盗み見ることはほぼ不可能とされているのが「AES-256」です。

有料VPNであればAES-256ビットの暗号化方式を採用しているところは多いですが、契約前に必ず確認しておきましょう。

中国のネットワーク事情に対応しているVPN

中国の厳しいネットワーク事情は、いつどのように変化するかわかりません。

中国で使えるVPNを選ぶには、中国をはじめとするネットワーク制限の厳しい国への対応が積極的であるところが望ましいです。

例えばMillenVPN、ExpressVPN、NordVPNなら、いずれも中国でVPNを利用するためのガイドページを用意しており、万が一中国でVPN接続が不安定になっても、対応策を講じることができます。

このように、中国などのネット検閲が特別厳しい国に関しては、しっかりと国ごとの事情に対応しているVPNを選択することが重要です。

見たい・利用したいサイトに対応しているVPN

例えば日本限定の動画配信コンテンツや、音楽ストリーミングサービスなど、VPNによって、対応しているサービスとサポートされていないサービスがあったりします。

VPNの公式サイトでは閲覧・利用できる主要サービスの一覧を掲載している場合もあるので、特に楽しみたいコンテンツが決まっている人は、VPNの対応サービスをチェックしましょう。

返金保証が用意されているVPN

中国などでの利用でVPN接続が不安定になったり、アクセスがブロックされたりする可能性が常にある場合、返金保証の有無は特に重要です。

また、返金保証期間もできるだけ長いところを選ぶことをおすすめします。

返金保証がない、あるいは保証期間が短い場合は、無料体験期間が用意されている有料VPNを選ぶと良いでしょう。

なお、MillenVPN、NordVPN、ExpressVPNはいずれも30日間の返金保証がありますので、中国でも安心してお試しできますよ。

検閲回避性能が高いVPN

例えば、冒頭でご紹介したMillenVPNでは「MillenVPN Native OpenConnect」と呼ばれるオプションが無料でついています。

これは中国など通信規制が厳しい環境でも安定してVPNが利用でき、検閲の回避性能がとても高いシステムです。

OpenConnectは全てのVPNで使えるわけではなく、OpenConnectに対応しているサービスを選ぶ必要があります。

中国でVPNを利用する際は、このように特別な通信規格を用意しているVPNを選ぶのがおすすめです。

サポート体制が整っているVPN

突然VPNが使えなくなったり、現地でVPNに関する疑問がでてきたときは、なるべく早くスムーズに解決したいもの。

VPNの中には、ExpressVPNやNordVPNのように、24時間体制でライブチャットサポートに対応してくれるところもあります。

特に海外製のVPNは日本語に対応していないことも多いので、日本語でサポートしてくれるところを選ぶと安心です。

ノーログポリシーを掲げるVPN

記事の中でも少し触れましたが「ノーログポリシー」とは、利用者の閲覧履歴や行動履歴、IPアドレスなどといったログを保存しない、第三者に提供しないという約束事です。

多くの有料VPNではノーログポリシーが当たり前のように掲げられていますが、一部の有料VPNや完全無料VPNなど、ノーログポリシーに対応しないサービスもあります。

悪質なケースでは収集した情報を売買に使われる可能性もゼロではないため、ノーログポリシーの有無は必ず確認しましょう。

幅広い国のサーバーに対応したVPN

中国でVPNを利用し、日本や他国のコンテンツを楽しむには、その国にVPNサーバーが置かれていることが条件となります。

例えば日本のサーバーを選択すると、中国にいながら日本でしか利用できないコンテンツを利用できますし、アメリカのサーバーを選択すると、アメリカでしか利用できないコンテンツを利用することが可能になります。

幅広い国のコンテンツを楽しみたい場合は、より多くの国にたくさんのサーバーが設置されていることが重要です。

VPNの公式サイトでは自社のサーバー数を公表しているケースも多いので、ぜひ注目してみてください。

中国に特化したネットワークシステム「UCSS」ってどうなの?

中国で使えるVPNを探していると、「UCSS」というサービス名を耳にしたことはありませんか?

UCSSは韓国の企業が運営しているネットワークシステムで、VPNと同じような感覚で現地で愛用されています。

ここでは、UCSSとは何なのか、メリットデメリットや実際に現地で利用している人の口コミなどについて詳しく情報を追ってみましょう。

UCSSとは?

UCSSは韓国のセキュリティ事業者が提供するプロバイダーサービス。

VPNと思われがちですが、厳密には「Shadowsocks」と呼ばれる通信技術を利用した、データ転送サービスとなります。

中国などネット検閲が厳しい国での利用を想定して開発されたUCSSは、通信速度やネットワークの安定性においてとても優れた性能を持っているのが特徴です。

また、UCSSには日本人技術者も常駐しており、日本語でのサポートにも対応。

VPNよりも安定して利用できるとして、中国に滞在する日本人にも愛用される通信手段の一つといえます。

デメリットは料金とデータ使用量の制限

ネットワークに接続するサービスとしてはとても優秀なUCSSですが、有料VPNにはないデメリットがあります。

それが利用料金とデータ使用量の制限です。

3か月契約の利用料金12か月契約の利用料金
50GB/月36ドル
※執筆時の日本円で約5,516円
108ドル
※執筆時の日本円で約16,548円
100GB/月49ドル
※執筆時の日本円で約7,508円
147ドル
※執筆時の日本円で約22,524円
200GB/月84ドル
※執筆時の日本円で約12,870円
252ドル
※執筆時の日本円で約38,612円
300GB/月126ドル
※執筆時の日本円で約19,306円
378ドル
※執筆時の日本円で約57,924円
400GB/月168ドル
※執筆時の日本円で約25,741円
504ドル
※執筆時の日本円で約77,232円
500GB/月210ドル
※執筆時の日本円で約32,177円
630ドル
※執筆時の日本円で約96,532円
  • 日本円のレートは常時変動します。

UCSSを利用するには、1か月に使えるデータ転送量ごとに利用料金をまとめて支払う必要があります。

例えば月に50GB使う場合は、3か月契約で36ドル、12か月契約で108ドル。

執筆時の日本円にすると3か月契約が約5,516円、12か月契約が約16,548円です。

中国でも使えると評判のMillenVPNは、2年契約にすると1か月あたり396円。

UCSSが1か月あたり最低でも1,000円を超えることや、MillenVPNにデータ使用量の制限がないことなどを考えると、悩ましい選択となる人は多いかもしれませんね。

中国でUCSSを利用している人の口コミ

中国で実際にUCSSを利用している人の口コミを調査してみました。

基本的に「料金は高いけど安定している」「高いけど使ってる」という意見が多く、ネガティブな口コミはほとんどありませんでした。

せっかく有料で契約するのであれば問題なく使えることが一番ですから、現状安定して使えると評判のUCSSは、中国現地では人気のプロバイダーのようです。

中国で使えるおすすめ無料VPNはある?

中国で使うVPNを選ぶ際は、「一時的にしか使わないから」「お金をかけて突然使えなくなったら困る」などの理由で、無料VPNの利用を検討する人もいるのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、中国で無料のVPNを利用するのは決しておすすめはできません。

ここでは、無料VPNについて詳しく解説します。

無料VPNはおすすめできない

先述の通り、完全無料のVPNはおすすめできません。

有料VPNは高い技術と人的コストを使い、利益のために安全で高品質なサービスを提供しています。

一方の無料VPNは、サービス開発にコストをかけられないことから、セキュリティレベルや通信品質の低さが懸念されます。

高品質なVPNを無料で提供している場合、無料で提供している理由として考えられるのは以下の通りです。

  • ① 個人情報収集・売買のため
  • ② 機密情報の入手・売買のため
  • ③ 無料プランに制限をかけ有料プランへ移行してもらうため

③については目的が明確なため、比較的安心して利用できるケースも多いですが、無料プランでは、使える機能に大幅な制限が設けられていることがほとんど。

日常的に利用するには不便を感じることが予想されます。

そして注意しなければならないのが、個人情報や機密情報などの収集・売買です。

有料VPNでは「ノーログポリシー」を掲げ、安心して利用できるサービスが多いですが、完全無料のVPNではこのような危険性が潜んでいます。

中国で使える無料VPNのリスク

中国では、グレート・ファイアウォールによって通信内容や通信状況を厳しく監視しています。

無料VPNには情報漏洩などのリスクがありますので、中国で利用するには全く適していません。

また、そもそも中国などのネット検閲の厳しい国では、使える無料VPNを見つけること自体が難しいといえます。

一般的なVPNサービスでさえ積極的にブロックを行っているため、中国で安全に使える無料VPNはほぼないと考えて良いでしょう。

中国で無料VPNを使うなら無料体験期間の活用を

どうしても中国で無料VPNを使いたい場合は、有料VPNの無料体験期間を活用しましょう。

通常は数日~7日間程度の期間限定であることがほとんどですが、無料体験期間であれば有料サービスと同じものを無料で利用できるのでおすすめですよ。

完全無料のVPNは、懸念要素・不安要素が多いため使わないようにしましょう。

中国の規制強化でVPNが使えない時の対処法

中国では、営業許可のないVPN接続を積極的にブロックしています。

もしも中国で突然VPNの調子が悪くなってしまった時は、以下の対処法をお試しください。

  • サポート窓口へ問い合わせる
  • できれば複数のVPNを契約しておくと安心
  • VPNや端末の再接続を試す
  • 返金保証を利用してVPNを解約する

サポート窓口へ問い合わせる

VPNの調子が悪くなった場合、まずはサポート窓口に問い合わせてみましょう。

一時的なトラブルであれば、窓口でのサポートで解決できる可能性が高いです。

このようなトラブルをスムーズに解決するには、24時間対応のチャットサポートや、日本語対応が可能なVPNを選択することを強くおすすめします。

できれば複数のVPNを契約しておくと安心

中国では、できることならトラブルに備えて、2社~3社程度のVPNを契約しておくとより安心してVPNを使用できるでしょう。

ただし中国滞在中はすでにグレート・ファイアウォールの監視下にあるため、通常のネットワークで希望のVPNを契約するのは難しいかもしれません。

事前に別のVPNを準備をしておくことも、トラブル対策の一つといえます。

VPNや端末の再接続を試す

一時的な不具合であれば、VPNを再接続したり、端末の再起動などで解消できることもあります。

VPN接続を切断し、アプリと端末を再起動してみてください。

また、別の国のサーバーに接続してみるのも有効的です。

返金保証を利用してVPNを解約する

どうしてもトラブルの解消が難しい場合は、VPNの返金保証を活用するのも一つの手段です。

当たり前ですが、この方法を利用するには返金保証のあるVPNを選ぶことと、保証期間内に返金を申し出る必要があります。

VPNの選び方でもお伝えしたように、中国などのネット検閲の厳しい国でVPNを利用するには、返金保証のあるVPNを選ぶことがとても重要です。

MillenVPN、NordVPN、ExpressVPNには30日間の返金保証がありますので、このようなVPNを選択することで、万が一の際にも損をせずにサービスを解約できます。

中国でVPNを使う時のよくあるQ&A

中国でVPNを使う時によくある疑問を、いくつかピックアップしてみました。

  • Q.中国にXやInstagramを使っている人はいないの?
  • Q.中国でVPNを使って罰則を受けた人はいる?
  • Q.本当に中国でVPNは使える?
  • Q.中国でVPNを使って罰則を受けないためには?

気になる項目があれば参考にしてみましょう。

中国にXやInstagramを使っている人はいないの?

現地同士ではWeiboや小紅本など、中国向けのサービスでやり取りをするのが主流です。

ただし、中国のインフルエンサーやゲーム実況者、アニメファンなど、国際的に活動しているユーザーはVPNを使ってXなどのSNSに参加している人もいます。

中国でVPNを使って罰則を受けた人はいる?

2019年に本土で非合法なVPNを設定し使用した中国人ユーザーに対し、罰金1000元の行政処分が行われたとのニュースがありました。

全土のVPNユーザーを取り締まることは現実的には難しいと思われますが、稀に中国人による罰則処分の事例はあるようです。

本当に中国でVPNは使える?

中国のネットワーク事情に対応したVPNを選択すれば、中国でもVPNは利用できます。

ただし、すべてのVPNが中国で合法的に利用できるわけではありません。

常に現地の法律や制限をチェックし、安全に利用しましょう。

中国でVPNを使って罰則を受けないためには?

中国で主流のWeiboやWeChatなどのサービスを利用する際は、有料VPNで接続している場合であっても発言や発信内容には十分に気をつけましょう。

例えば撮影禁止の場所で撮影した写真のアップロードや、中国政府などに対する根拠のない批判などは、VPNを接続しても投稿した内容から発見されてしまいます。

中国で使えるVPNランキングのまとめ

MillenVPN、ExpressVPN、NordVPNは信頼性が高く、30日間の返金保証で安心して利用できるVPNです。

特に、MillenVPNはOpenConnectを利用した検閲回避性能の高さや料金の安さ、ExpressVPNは24時間のチャットサポートのほか、高品質な通信・セキュリティサービスが魅力です。

世界的知名度の高いNordVPNは、現状中国において接続が不安定になることもあるようですが、中国をはじめとしたネット規制の厳しい国で接続するためのガイドを用意。

返金保証もありますので、試してみる価値はあるでしょう。

中国のネットワークに関する規制はいつ変更されるかわからず、突然アクセスがブロックされてしまうこともあります。

常に最新の情報を調べ、予めトラブルに備えておくことが大切です。

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