この記事ではahamoとpovoを実際に契約し、料金や通信速度、サービス内容など、さまざまな観点から比較をしていきます。
ahamoとpovoはどちらも大手キャリアの格安プランという位置付け。
かけ放題付きの大容量プランが特徴のahamo、基本料金0円で使いたい時に使いたい分だけトッピングできるpovo、どちらも大変魅力的ですよね。
どちらがどのような人におすすめなのかも解説していますので、契約を迷っている人はぜひ参考にしてください。
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【スペック】ahamoとpovoの基本スペックを比較
ahamo | スペック比較 | povo |
---|---|---|
3位 | 当サイトRANK | 6位 |
82.6Mbps | 平均速度 | 168.1Mbps |
81.6Mbps | 12時台速度 | 196.0Mbps |
ドコモ回線 | 回線 | au回線 |
〇 | 5G | 〇 |
〇 | eSIM | 〇 |
〇 | iPhone購入 | 〇 |
クレカ、口座引落 | 支払方法 | クレカ |
〇 | テザリング | 〇 |
× | パケット繰越 | × |
× | パケット分け合い | × |
オンライン | サポート | オンライン |
× | キャリアメール | × |
5分 0円 無制限 1,100円 | かけ放題 | 5分 550円 無制限 1,650円 |
まずはahamoとpovo、2社の基本的なスペックからチェックしていきましょう。
表を見ていただくと、なんとなく違いはイメージできるかと思います。
この段階では通信速度や支払い方法、かけ放題プランあたりに違いがありそうですね。
1社ずつ比較していきます。
ahamoの基本スペック解説
ahamoは20GBと100GBの大容量プランを用意したドコモのサブブランド。
加えてどちらのプランにも、5分かけ放題が無料でついているのが大きな特徴です。
auだと5分かけ放題は月々500円のオプション料金が必要なので、ちょっとした音声通話が多い人にとっては大きな差となるかもしれません。
通信速度については後ほど時間帯ごとの比較を行いますが、ahamoは通信速度が安定して高速です。
povoの平均通信速度には劣るものの、お昼の超混雑するような時間帯でも速度が落ちることなく、大容量データをストレス無く利用できるでしょう。
また、ahamoは料金プラン、サービス内容ともにシンプルで非常にわかりやすいのも魅力的。
加えてdカードゴールドでの支払いで、毎月5GBのボーナスパケットももらえます。
povoの基本スペック解説
povoは基本料金が0円で、必要な時に必要な分だけ「トッピング」する料金プランが特徴的なauのサブブランドです。
最長で180日間は基本料金0円で使い続けられるので、「基本的に自宅の回線でしかスマホを使わない」みたいな人にはかなりお得かと思います。
また、両社の料金プランについても詳細は後述しますが、20GBプランだけでいうと実はpovoの方が、ahamoよりも月額料金が安いです。
ただしpovoはahamoとは違い5分かけ放題は有料となっています。
このため、povoでオプションを追加することで、20GBであってもahamoの方が安くなる人もいるでしょう。
加えて、povoはクレジットカード払いのみとなっているので、この辺りもユーザーの好みが分かれる要素となるかもしれません。
ahamoはクレジットカード払いと口座振替に対応しています。
ahamoとpovoの違い
ahamo | povo | |
---|---|---|
料金プランの仕組み | 20GB or 100GB | 基本料金0円(最長180日間)+トッピング |
かけ放題 | 両プランとも5分かけ放題が無料で付帯/無制限かけ放題は月額1,100円 | 5分かけ放題は月額550円/無制限かけ放題は月額1,650円 |
通信速度 | 高速(平均82Mbps前後) | 超高速(平均168Mbps前後) |
支払い方法 | クレジットカード/口座振替 | クレジットカードのみ |
割引特典 | dカードゴールドでの支払いで毎月+5GB | auPAYカードやauPAYを使ったお買い物、街中のWi-Fi利用などでGBがもらえる(ギガ活) |
ahamoとpovoの基本スペックにおいて、大きく異なる項目をピックアップしました。
ahamoはシンプルに大容量、povoは自由度の高い選択制プランが特徴的です。
高品質なドコモ回線でたくさん使いたいならahamoがピッタリですし、自宅の回線と併用する場合や、自分でプランを組み合わせて無駄なく使いたいならpovoがおすすめできます。
また、クレジットカードを持っていない人や使いたくない人は、両社で選ぶならahamoを利用することになるでしょう。
【速度】ahamoとpovoの速度の違いを比較
次にahamoとpovoの気になる通信速度を比較していきます。
当サイトが独自にスピードテストを実施した結果、1日を通した平均通信速度はahamoが82.6Mbps、povoが168.1Mbpsとなっています。
こうして数値だけを見るとpovoの方が圧倒的に速いですが、決してahamoの通信速度が遅すぎるというわけではありません。
82Mbpsというと、動画視聴も難なくできる通信速度なので、基本的にはストレスフリーで利用できます。
各社時間帯ごとにスピードテストを行っていますので、1社ずつチェックしてみましょう。
ahamoの通信速度
当サイト速度ランキング | ||||
平均速度 | 昼休み時間の平均速度 | |||
82.6 | 81.6 | |||
8時 | 12時 | 15時 | 18時 | 22時 |
79.1 | 81.6 | 113.0 | 115.0 | 24.5 |
ahamoは朝から夕方の時間帯まで、安定して高速な通信速度が出ています。
お昼休みで回線が混雑しやすい時間帯でも、通信速度が落ちていないのは大きなポイントです。
午後も15時や18時の時間帯では100Mbpsを超えていますが、22時頃になると極端に通信速度が落ちているのが気になります。
日中よりも夜中メインでインターネット通信を利用したい人は、やや注意しておきたいですね。
ウェブサイトやSNSを閲覧する程度であれば問題ないでしょう。
povoの通信速度
当サイト速度ランキング | ||||
平均速度 | 昼休み時間の平均速度 | |||
168.1 | 196.0 | |||
8時 | 12時 | 15時 | 18時 | 22時 |
66.0 | 196.0 | 188.5 | 221.0 | 169.0 |
povoの通信速度は平均168.1Mbpsと、ahamo以上に超高速です。
8時の時間帯を除けば、お昼も夜も安定して160Mbps~200Mbpsの通信速度が出ています。
料金などよりも1日の通信速度を最重要視したい人にとって、povoの高速な通信速度はとても魅力的ですよね。
毎月20GB~100GBを利用するならahamoの方が良いですが、月によってデータ容量が全く異なるような人なら、povoの「180日間150GB」や「90日間60GB」などのプランでやりくりするのもありかなと思います。
サブ回線としてたまに動画視聴などを楽しみたいという場合も、povoなら昼も夜も、いつでも高速通信を楽しめるでしょう。
【料金】1GB~20GBまで分かりやすく比較
ahamo | 料金比較 | povo |
---|---|---|
20GB 2,970円 | 1GB | 390円(7日間) |
2GB | 3GB 990円 (30日間) | |
3GB | ||
4GB | 20GB(30日間) 2,700円 | |
5GB | ||
6GB | ||
7GB | ||
8GB | ||
9GB | ||
10GB | ||
11GB | ||
12GB | ||
13GB | ||
14GB | ||
15GB | ||
16GB | ||
17GB | ||
18GB | ||
19GB | ||
20GB | ||
4,950円 (100GB) | 無制限 | 24時間使い放題 330円 |
料金プランの違いが気になる人も多いと思いますので、ahamoとpovoの料金も比較します。
ahamoは20GB2,970円、100GB4,950円で、どちらのプランにも5分かけ放題がついています。
またdカードゴールドを利用した場合、毎月+5GBの特典付きです。(dカードは毎月+1GB)
一方、povoは1GB390円(7日間)や3GB990円(30日間)といった小容量プランからはじまり、24時間使い放題330円、20GB2,700円(30日間)の大容量プランまでさまざまです。
また、60GB6,490円(90日間)、150GB12,980円(180日間)といった、いわゆる「まとめ買い」のようなプランもあります。
povoの場合、ahamoのように5分かけ放題をつけたい場合は月額550円のオプション料金が必要です。
ただし「かけ放題プランは不要だけど20GBくらい毎月使いたいよ」という人はpovoの方が月額料金は安くなります。
毎月安定的に20GB以上の大容量を使いたいのか、毎月気分でデータ使用量が変わるのかによって、おすすめできるブランドは変わってくると思います。ぜひ次の項目もチェックしてみてください。
【おすすめ】それぞれおすすめできる人教えます
ahamoとpovoで、それぞれおすすめな人について解説します。
ここまでの比較を見ても迷ってしまう人は、以下の解説も判断材料として参考にしてみましょう。
ahamoがおすすめな人
povoよりもahamoがよりおすすめな人をまとめると、以下の通りです。
- 毎月20GB~100GBを安定的に使用している人
- 今までドコモ回線を使ってきた人、ドコモ回線を使いたい人
- かけ放題プランをつけて音声通話も気にせず利用したい人
- ビデオ通話でも良いので対人サポートを利用したい人
- dカード/dカードゴールドを利用している人
- 海外旅行や海外出張に行くことがある人
ahamoは毎月20GB以上のデータ容量を使いたい人や、大容量データとかけ放題を組み合わせて使いたい人に特におすすめしたいブランドです。
また、海外データ通信も20GBまで無料で使えるので、海外旅行や海外出張に行くことがある人にもとてもおすすめできます。特に格安SIMは海外のデータ通信をカバーしていないことも多いので、これはahamoならではの特権といえるでしょう。
dカードもしくはdカードゴールドを使用している人は、毎月1GBか5GBのボーナスパケットがもらえます。
とにかくたくさんのデータ容量やかけ放題を使いたい人は、ahamoに注目してみて欲しいなと思います。
povoがおすすめな人
続いて、ahamoよりもpovoの方がよりおすすめな人は以下の通りです。
- 20GBまでのデータ容量が必要な人
- 月ごとにデータ使用量が変わりやすい人
- サブ回線として契約したい人
- 海外旅行や海外出張に行くことがない人
- データ通信専用もしくは音声通話専用SIMとして使いたい人
- 自分でデータ容量を管理して無駄なくピッタリ使いたい人
- 今までau回線を使ってきた人、au回線を使いたい人
povoは基本的に自分でプランを自由に組み合わせたい人や、基本料金0円での運用に魅力を感じる人におすすめのブランドです。
また、データ通信とかけ放題を組み合わせるのではなく、どちらかに特化したSIMとして利用したい人にもおすすめできます。
例えばahamoで無制限かけ放題を利用したいとなると、20GBプラン+無制限かけ放題オプションで最低4,070円の月額料金がかかります。
一方でpovoなら無制限かけ放題のトッピングを追加するだけなので、月額1,650円で利用できるわけです。
このように、povoは自分が使いたい分だけをトッピングして利用したい人にはとてもおすすめなブランドといえます。
ただし、povoにはahamoのようにビデオ通話を利用したサポートはありません。
対人でのサポートはチャットのみとなっていますので、サポート体制について気になる人はpovoで問題ないかよく確認しておきましょう。
【回線】ahamoとpovoの回線の違い
ahamoはドコモ回線、povoはau回線で、どちらも回線を間借りすることなく基地局の回線を直接利用します。
要するに大手キャリアと同様の通信品質が楽しめる環境です。
基地局の数で言うと4G、5Gともにドコモ回線が圧倒的な数を誇っており、山間部や田舎、海などでの電波が特に不安な人はahamoがおすすめできます。
とはいえ、au回線のエリアが著しく劣っているかというと全くそんなことはなく、基本的に田舎などでも電波は十分に届くはずです。
それでもどうしても電波が届くか不安な人は、ドコモ回線のahamoを選びましょう。
また、ahamoは国際ローミングをオンにすると海外でも利用できますが、povoは国際ローミングに非対応となっています。
対応エリアで比較をする際は、海外利用の必要性についてもチェックしておきましょう。
【端末】ahamoとpovoは端末同時購入できる?
ahamoはahamoの公式サイト、もしくはドコモオンラインショップからSIMカードの契約と同時に端末を購入できます。
一方、povoはauオンラインショップや別のショップで端末を購入することになります。
auを利用している人がauオンラインショップで端末を購入する場合、先にプランの契約をpovo2.0へ変更してから、機種変更としてauオンラインショップで端末を購入しましょう。
他社からpovoに乗り換える場合は、SIMカードの契約をpovo2.0へ乗り換えてから、auオンラインショップもしくは別のショップで端末のみを購入します。
なおahamo公式サイト、ドコモオンラインショップ、auオンラインショップいずれもiPhoneなどの最新端末を予約したり購入したりすることが可能です。
【パケット】繰り越しや分け合いができるかどうか
ahamoとpovoはどちらも余ったパケットの繰り越しやシェアができません。
毎月無駄なくピッタリ利用したい人はpovoを選ぶと良いでしょう。
少ないデータ容量しか使わない月がある場合、ahamoでは損となる可能性があります。
また、ahamo同士、povo同士の家族割などもないので、基本的には1人利用に向いています。
ただしahamoは家族割の回線としてカウントされるので、ご家族の中にドコモユーザーがいれば、ドコモを利用しているご家族のスマホ料金は割引となります。
ahamoを利用している人は割引対象にはなりませんが、ご家族にドコモユーザーがいる人はチェックしてみてください。
【サポート】ahamoとpovoのサポート体制の違いは?
ahamoとpovoのサポート体制について比較をしていきましょう。
どちらも基本的にはオンライン専用プランとなっていますが、サポートの内容は両社で若干の違いがあります。
いざという時により充実したサポートを求めるならahamo、特に今までスマホのサポートを利用したことがない、今後も必要なさそうな人はahamoとpovoお好きな方を選んで問題はありません。
ahamoのサポート体制
ahamoはオンライン専用プランではありますが、実店舗での有償サポートや、ビデオ通話を利用した対人サポート、有人チャットでのサポートを利用することが可能です。
実店舗の有償サポートやビデオ通話の対人サポートに関しては、ウェブサイトからの新規契約や機種変更をしたい人、契約後の手続きで困っている人向けに行っているサポートとなります。
実店舗での有償サポートは3,300円で利用することが可能です。
ahamo全般に関する不明点は「よくある質問」ページや、有人チャットから問い合わせることになります。
povoでは「よくある質問」ページ、もしくはAIや有人チャットのみの対応なので、サポート体制に関してはahamoの方がより充実しているといえそうですね。
povoのサポート体制
povoもahamoと同様にオンライン専用プランとなっていますが、povoは実店舗でのサポートは一切行っていません。
「よくある質問」ページで該当の内容を探すか、有人チャットでから問い合わせることになります。
また、料金プランで悩んでいる人も有人チャットで相談することが可能です。
サポート体制の充実度でいうとahamoに軍配が上がりますが、実店舗のない格安SIMやオンライン上の操作に慣れている人は、それほど気にする内容ではないのかなと思います。
契約前後の手厚いサポートに魅力を感じる人は、ahamoがより安心して利用できるでしょう。
【通話】かけ放題オプションの比較
ahamoとpovoのかけ放題オプションについては、主に料金面に違いがあります。
音声通話を利用したちょっとした連絡が多い人や、音声通話をたくさん利用する人はかけ放題オプションの比較もチェックしましょう。
ahamoの通話に関するオプション
まず、ahamoは5分かけ放題が無料でついてきます。
1回5分以内の音声通話なら、何回でも通話料無料で利用できるという内容です。
なので、20GBか100GBの大容量データにプラスして「かけ放題も欲しい」という場合、ahamoは非常におすすめできます。
無制限かけ放題の月額料金に関しても、ahamoでは月額1,100円なので、povoより550円安く利用することが可能です。
ただし、「データ通信は全然使わないけど、かけ放題はよく使う」「20GBだとデータ容量が余りそう(余る月もそこそこありそう)」という人は、次にご紹介するpovoが合っているケースもあるでしょう。
povoの通話に関するオプション
povoは一般的な格安SIMなどと同様に、かけ放題オプションは別途料金が必要です。
5分かけ放題が月額550円、無制限かけ放題が月額1,650円となります。
かけ放題オプションの料金だけを見るとpovoの方が割高なのですが、「データ通信を使わない」となるとpovoの方が安く利用できる可能性があります。
povoは基本料金が0円で、使いたいトッピングだけを都度購入する仕組みです。
このため、必要な時にかけ放題オプションだけを購入すれば、料金はahamoよりも圧倒的に安くなります。
その代わりといってはなんですが、データ通信も使いたい場合は、データ通信のトッピングも別途購入が必要です。
自宅の回線などと併用する人や、少ないデータ容量で済む人はpovoを選択すると良いでしょう。
【まとめ】ahamoとpovoを使ってみた違い
ahamoとpovoは、どちらも大手キャリアに劣らない高品質なデータ通信を楽しめる格安プランです。
この記事ではさまざまな角度から両社の比較を行いました。
結論としては…
- 20GB以上のデータ通信を利用したい人
- 国際ローミングが必要な人
- データ通信もかけ放題も両方たっぷり使いたい人
- 20GBまでのデータ通信を利用したい人
- 毎月自分でトッピングを組み合わせて無駄なく使いたい人
- データ通信or音声通話のどちらかに特化して使いたい人
このようにおすすめできる人が分かれるかなと思います。
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