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シーソーゲームの終盤戦、解説の阿部(健)五段は「再び先手優勢」との形勢判断。

後手は4四銀・3三金・6四角が遊んでいて、7一桂は自玉が狭くなっていていないほうがいい駒。
働いている駒に大きな差がある状況だ。

阿部(健)五段「後手は、△7四歩と桂を取りにいった手が疑問だったでしょうか。結果的に、先手が角がいきる展開となってきました。気がついたら、先手が大優勢です」

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阿部(健)五段「流れを考えると△4六角が自然ですが、それには▲9三歩と垂らす手が激痛です。次に▲9二金△7三玉▲7四香から一気に必至がかかります。」

本譜は△4六角とは出ず△9一香と打って辛抱したが、これで先手に香が入る形となった。

阿部(健)五段「先手に香が入ると、▲6九香と打って絶対に負けないような状態になります」

難解な勝負が続いていたが、形勢としては先手勝勢で固まってきたようだ。

(梅)

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マイナビ女子オープン準決勝▲上田初美女流三段-△甲斐智美女流王位・倉敷藤花戦は、115手にて上田女流三段が勝利しました。

【図】は投了の局面。
次の▲9二金までの詰めろが非常に受けにくく、先手玉には詰みのない局面だった。

勝った上田女流三段はこれで挑戦者決定戦に進出。
和田女流初段との対局は、3月9日(月)に東京・将棋会館で行われる。

(梅)

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(勝利した上田女流三段)



上田女流三段「4→3戦法は予想された選択肢の一つで、角を打つあたりまではこれで行こうと考えていたのですが(29手目▲5六角)、ずっと形勢判断が分からなかったです。△7四歩(80手目)と桂を催促されたあたりも自信がありませんでした。意外とこちらに寄せがなく、勝ちを意識したのは▲4九香(107手目)と打ったあたりでした」

 
-「マイナビ女子オープンでは、第4期以来となる挑戦者決定戦進出です」
 
上田女流三段「相手の和田さんとは以前に練習将棋を指したことがあるのですが、彼女がプロになってからは初めての対局。新鮮な気持ちで頑張りたいと思います」



甲斐女流王位・倉敷藤花「4→3戦法は予定でした。こちらのと金攻めが間に合えば指せるかなと思っていたのですが、と金を捨てて(63手目▲3二と)4一に竜が来る手がいい手だと思いました。そこからはこちらの金銀が酷い格好なので……。終盤、桂を取ったあたり(82手目△7五歩)はよくなったとも思ったのですが、端攻めが思ったよりも厳しく対応が難しかったですね。△6四角と出る予定だったのですが(100手目)、本譜は予定変更で駄目にしてしまいました」


(終局直後は、頭を抱えるような素振りも見られた)

(梅)

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(感想戦の様子。阿部健治郎五段も感想戦に加わっていた)


(勝利した上田女流三段は、第4期以来のマイナビ女子オープン挑戦者決定戦に)


(敗れた甲斐女流王位・倉敷藤花。)


(感想戦は1時間程行われた)

(梅)