里見女流三冠がゴキゲン中飛車を採用。加藤女流王座は急戦調の出だしだったが、△4四歩で持久戦の戦いになりそうだ。19歳の里見女流三冠、16歳の加藤女流王座、若い2人の戦いとは思えない昭和の香り漂う戦形になった。
(吟)
本局のスポンサーは出口耕自様、館野歯科クリニック様、匿名希望の方(2名)、各1口計4口の懸賞金を頂いております。
■対局日程
2回戦第4局 12月22日(木) 斎田女流五段-山口女流初段 東京・将棋会館
■スポンサー特典(いずれも希望者のみ)
(1)対局開始後と終了後数分間、盤側にて観戦していただけます。
(2)局後、勝者に懸賞金を贈呈する際、スポンサー様から直接お渡しいただけます。
(3)週刊将棋とマイナビ女子オープン公式ホームページ内にスポンサー表記を掲載します。
(4)勝者のメッセージカードを後日贈呈します。
●スポンサー料金(懸賞金)/1口4万2000円(税込)。
●お支払い方法・掲載基準/個別に応じますのでお問い合わせください。
●締め切り/対局日の7営業日前まで。
■申し込み・お問合せ先
株式会社マイナビ マイナビ女子オープンスポンサー係
℡ 03-6267-4488
どうぞよろしくお願いいたします。
女流棋戦に参加するときは里見は女流三冠(女流名人・女流王将・倉敷藤花)、加藤は女流王座という肩書きで対局を行う。普段は両者とも奨励会1級という級位。
奨励会とは三段から6級までで構成されており、二段までは東西にわかれて行い、規定の成績を挙げると昇級・昇段となる。三段になると東西をあわせてのリーグ゙戦を半年単位で行い、上位二名が四段に昇段し、正式にプロ棋士となる。里見奨励会1級は関西に加藤奨励会1級は関東の奨励会に所属している。
満23歳(※2003年度奨励会試験合格者より満21歳)の誕生日までに初段、満26歳の誕生日を含むリーグ終了までに四段になれなかった場合は退会となる。ただし、最後にあたる三段リーグで勝ち越せば、次回のリーグに参加することができる。以下、同じ条件で在籍を延長できるが、満29歳のリーグ終了時で退会。年齢制限の壁とも戦わなければならない。
2012年1月号『将棋世界』誌において「棋士になって泣けるのは、まだ幸せなんだよ」と木村一基八段。「最終戦に負けたあと、対局室のベンチで1時間以上、泣いていた。(中略)みんな泣いているんだ」と野月浩貴七段は奨励会について語っている。
渡辺明竜王・王座、森内俊之名人、羽生善治王位・棋聖、久保利明棋王・王将、スター棋士も奨励会を卒業して、現在の地位に登りつめた。