形勢は二転三転二転三転しています。△3二桂の局面は矢内女流五段が良いと見られていますが、後手玉は絶対詰まない形で詰めろもかからない。先手の手も具体的には難しいようです。
(紋蛇)
144手で和田女流初段が制し、挑戦者決定戦へ進出した。終局は17時16分、消費時間はともに3時間。
(吟)
(終局直後)
(勝った和田女流初段)
-大激戦でした。本局はいかがでしたか。
△4八歩で良くなったと思ったら、中段へ玉が逃げる手の読みが抜けててひどかった。△3五馬は寄りだと思ったんですけど自玉が危なくなってしまって。全体的にようやく勝ったという感じだと思います。
-つぎは挑戦者決定戦です。元女王の二人、どちらかが勝ちあがってきます。印象はいかがですか。
どちらの先生も強いので楽しみです。
(敗れた矢内女流五段)
-矢内先生、お疲れ様でした。振り返っていただくといかがですか。
▲5三桂成ったあたりはうまくさばけたと思ったんですけど、▲4三成桂が悪い手で負けにしたと思いました。最後は△2九金に▲同玉でしたね。ただその前は負けでしたので……チャンスをいかせなかったのは残念ですけど、仕方がなかったかなと。
(紋蛇)