【図】は11時半頃の局面。

阿部（光）五段「銀冠でも、高美濃でも、こういった戦型では常に気にしないといけない筋が決まりそうです。急所は４筋。ここで△４六歩と打たれると、先手の囲いは一気に弱体化します」

４筋はもともと先手が反撃で突いていったところだが、それを逆用されての△４六歩。先手も▲４四歩と打って攻めの拠点を作る手が見えているが、阿部（光）五段の検討によると後手有利で進んでいるようだ。


（和田女流２級。11時半現在は、有利に進めていると見られている）

（梅）

【図】の局面で12時10分となり、昼食休憩の時間に入った。
ここまでの消費時間は▲斎田44分、△和田１時間25分。（持ち時間、各３時間）
対局は13時に再開される。


（昼食休憩の時間に入っても、盤に集中する和田女流２級）

（和田女流２級は、13時の対局再開と同時に△４五桂と着手。）


（午前中から引き続き、再開後も積極的な手で先手に迫る）


（先手も上手く反撃に出て、一時よりかは楽しみの多い将棋になってきたという評判もある）

（対局再開を待つ斎田女流五段の表情は厳しかった）

（梅）

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（梅）

【図】は、先手が▲１四歩△同歩▲１三歩△同香▲２五桂と端攻めをしたのに対して、後手が△２四歩と攻めを呼び込んだ局面。

阿部（光）五段「「私も早指しですが、和田さんの指し手はさらに早いですね。後手玉も怖い形になってきましたが大丈夫でしょうか。難しくなってきたように思います」

後手の穴熊も少し前と比べると崩れてきており、現局面は２三に駒を打ち込まれる隙がある。今すぐは大丈夫だが、後々の展開で嫌な要素が増えてきているのは間違いない。
どうやら、先手も懸命の反撃で勝負形に持ち込んだようだ。


（対局再開時の斎田女流五段。反撃が成功し、阿部光瑠五段の形勢判断も「後手有利」から「難解」に変わってきている）

（梅）