▲里見香－△和田戦は16時33分、111手で里見香女流四冠の勝ちとなりました。消費時間は▲里見香２時間49分、△和田３時間０分（持ち時間各３時間、チェスクロック使用）。勝った里見香女流四冠は、次戦で清水市代女流六段－甲斐智美女流五段戦の勝者と対戦します。

（虹）

この飛車浮きが好手。ここから△４三角▲５五飛と銀が取れれば、次に▲４二とから飛車の侵入が見込めるので、攻めが続くとの評判です。▲７五飛に代えて、▲４二と△７六角▲３二銀△１三玉▲１五歩は△２五歩（変化図）で寄せづらかったようです。


（武蔵）

16時ちょうどの局面。ここまでの消費時間は、▲里見２時間38分、△和田２時間41分。
里見香女流四冠が角を斬り飛ばして、攻めをつなげます。棋士室では、「後手玉が薄いため、△２五桂が生かしづらい展開になっている」との見解です。
終盤の入り口、形勢は先手持ちの声が出始めました。


（このままリードを奪えるか）

（武蔵）

里見香女流四冠は千日手にはせず、打開する道を選択しました。▲４一角は「筋」の一着との評判です。
棋士室では、１手前の△６三金に代えて△５四金を本命視しており、そこで▲４一角なら△６七角と攻め合って、後手が有望といわれていました。

（武蔵）

ここから▲７二馬△６二金▲７一馬と進むと、千日手の可能性があります。後手から打開する姿勢には見えないとの見解です。
里見香女流四冠は、どのように応じるのでしょうか。


（里見香女流四冠は局面をどのように見ているのか）

（武蔵）