[将棋]マイナビ女子オープンブログ|将棋情報局

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▲鈴木-△香川戦は16時15分、117手で鈴木女流三段が勝ちました。2回戦で伊藤沙恵女流三段と戦います。消費時間は、▲鈴木2時間19分、△香川3時間0分(持ち時間は各3時間)。

(牛蒡)

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15時57分、香川女流三段は5分近く考え、△2一玉(図)を指しました。この手で持ち時間を使いきり、一分将棋に入っています。鈴木女流三段は残り49分。△2一玉に対して▲3三角成から駒を渡す寄せに踏み込んでいます。決着に向かっていますが、形勢不明の終盤戦です。寄せが決まれば先手の勝ち。後手がしのげば形勢は一気に逆転します。

(牛蒡)

第14期 >> 本戦1回戦

終盤戦

2020.11.09

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図は15時25分の局面。終盤戦に突入しています。どちらも敵玉に迫っていますが、持ち駒の差を考えると先手に主導権があります。ただ、どの駒は渡せるのか、渡せないのかの見極めは重要です。残り時間は鈴木女流三段が1時間3分、香川女流三段が18分です。

(鈴木女流三段は寄せをどう組み立てていくか)

(牛蒡)

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図で△3七銀成は▲5五角が厳しく、△5五銀成は迫力がありません(△5五銀成から△6六桂は▲同銀△同銀に▲8四角が両取り)。実戦で指された△3九歩成が攻めをつなげる好手です。▲3九同飛は△5七銀成▲同金△4八銀で後手がよくなります。先手はそれを避けて△3九歩成に▲2五飛と桂取りで切り返しました。中盤戦に入り、両者とも力を出しています。

(14時40分、中継室から撮影)

(牛蒡)

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図は14時過ぎの局面。一時は銀桂交換の駒損だった後手ですが、先手の踏み込みに乗じて▲角△銀桂の2枚換えに持ち込み、図の局面はむしろ駒得です。その代償として3筋を傷つけられましたが、図の△3八歩から飛車をどかせば、3筋のキズはいくらか緩和できそうです。逆転には至っていないかもしれませんが、一時を思えば後手が差を詰めた印象を受けます。

(再開直前の香川女流三段。右手を動かしながら読んでいた)

(牛蒡)