（勝った香川女流四段。ベスト８進出は２期ぶり６回目）

（敗れた貞升女流二段）




（感想戦は10分ほどで終了。両者は駒を片づけながらも見解を述べ合っていた）

（睡蓮）

93手で香川女流四段が勝ちました。終局時刻は15時18分。消費時間は、▲香川１時間30分、△貞升３時間。勝った香川女流四段は、中井広恵女流六段－伊藤沙恵女流三段戦の勝者と２回戦を戦います。

（吟）

図は14時50分頃の局面。△１五歩と端に手を求めた後手に、先手は△１六歩の取り込みを許す代償として馬を作りました。形勢はまだどちらかがはっきりリードしているわけではなさそうですが、時間の面では大差がついており、香川女流四段が１時間40分ほど残している一方で、貞升女流二段の残り時間は10分を切っています。


（貞升女流二段。崩れずに指すことができるか）

（睡蓮）

図は14時25分頃の局面です。５五の地点での飛車交換を実現させて△３六桂を狙った後手に対し、先手が▲５六飛と打ちました。一見すると受け一方のようで指しづらい手ですが、△３六桂さえ許さなければ先手玉はかなり安定した格好なので、以下△５四歩などなら▲５三角成からの攻めが間に合いそうです。実戦は▲５六飛に角が質駒になるのを避けて△３三角としましたが、▲５三飛成で竜ができました。


（香川女流四段。うまく急場をしのいだ）

（睡蓮）