[将棋]マイナビ女子オープンブログ|将棋情報局

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緊迫した展開が続いています。里見女流四冠は△9五歩(46手目)で大駒が取れる形に持ち込みましたが、▲同角にすぐ△同香と飛びつくのは▲同飛で端が薄く難局です。実戦は▲9五同角△5六歩▲同歩△4四飛と進みました。

5筋を突き捨ててから△4四飛が巧みな手順。銀を取る▲4五歩には△同飛で横利きを使って端をカバーできます。ここから▲7五歩△4六銀▲同銀△同飛▲4七歩△4五飛と進んで、里見女流四冠は取られそうな銀をうまくさばくことに成功しました。こうなると9筋で身動きの取れない大駒2枚が負担になります。山根女流二段が均衡を保つために苦労する展開になりました。
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12時40分、対局が再開されました。







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12時、里見女流四冠の手番で昼食休憩に入りました。消費時間は▲山根女流二段1時間15分、△里見女流四冠44分。昼食の注文は里見女流四冠が月見そば(ほそ島や)、山根女流二段が肉豆腐山椒弁当(鳩やぐら)。鳩やぐらの肉豆腐は具にキノコか糸こんにゃくを指定でき、山根女流二段はキノコを選びました。対局は12時40分に再開されます。



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序盤から興味深い戦いになりました。4筋制圧を見せられた山根女流二段は▲8六角(33手目)と大駒を駆使して反発します。以下△5二飛▲4六歩△5四飛と進みました。

穏やかに△5四銀と引けば駒組みに戻ることが予想されましたが、里見女流四冠は積極的に飛車をぶつけました。飛車交換は打ち込みの隙が少ない後手が有利になることを見越しています。互いの強気が火花を散らし、収まりのつかない状況になってきました。
【棋譜中継】
https://book.mynavi.jp/shogi/mynavi-open/result/15/mynavi202203110101.html
(文)
 

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山根女流二段が向かい飛車、里見女流四冠が中飛車にそれぞれ振って相振り飛車になりました。里見女流四冠の5筋位取りを見て、中央に厚く構えてから飛車を振ったのが山根女流二段の工夫です。すると里見女流四冠は狙いを4筋にスイッチしました。

4筋は後手の攻め駒の数が多いため、このままだと△4五銀から制圧されてしまいます。工夫した駒組みの裏を突かれるわけで、先手にとっては嫌な流れです。どう対応すべきか悩ましく、山根女流二段は20分以上の熟考に沈んでいます。
【棋譜中継】
https://book.mynavi.jp/shogi/mynavi-open/result/15/mynavi202203110101.html
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