山根女流二段が向かい飛車、里見女流四冠が中飛車にそれぞれ振って相振り飛車になりました。里見女流四冠の5筋位取りを見て、中央に厚く構えてから飛車を振ったのが山根女流二段の工夫です。すると里見女流四冠は狙いを4筋にスイッチしました。
4筋は後手の攻め駒の数が多いため、このままだと△4五銀から制圧されてしまいます。工夫した駒組みの裏を突かれるわけで、先手にとっては嫌な流れです。どう対応すべきか悩ましく、山根女流二段は20分以上の熟考に沈んでいます。
【棋譜中継】
https://book.mynavi.jp/shogi/mynavi-open/result/15/mynavi202203110101.html
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