奇襲研究所 ~嬉野流編~
発売日:2015-05-23
販売元:マイナビ出版
判型:四六判
ページ数:224ページ
難易度:初級~中級
ISBN:978-4-8399-5569-4
「『嬉野流』という嬉野宏明さんが編み出された戦法は、まさにアマチュアで勝ち抜いていこうと考えていた私にとって、どんな相手にでも一発かませる『夢のような奇襲戦法』」(まえがきより)
いまだかつてない、驚愕の戦術書が完成しました。
その名も「奇襲研究所 ~嬉野流編~」。書き上げたのは天野貴元さん。
嬉野流とはアマチュアの嬉野宏明さんが創案し、天野さんが研究を加えたもので、その初手はなんと▲6八銀!!
先に▲6八銀と上がってしまうと、▲7六歩と突いたときに角を取られてしまうから、銀を上る前に▲7六歩と突く、これは将棋の初心者が教わることです。嬉野流の初手はこの大前提に逆らいます。しかも▲6八銀△3四歩に3手目は▲7九角!!自ら角を閉じ込める奇抜すぎる一着。
△8六歩~△8五歩と飛車先を伸ばされると歩交換を防ぐことができません。
しかし、この順こそ嬉野流の思うツボというのだから驚きです。
天野さんは今嬉野流を指しているのは嬉野さんと天野さんだけなので、これは「読めば勝てる」戦術書だと言っています。
ネット将棋やアマ大会など、一発勝負にはもってこいの戦法です。
本書で嬉野流をマスターして、相手をアッと驚かせてください。
著者プロフィール
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天野 貴元(あまの・よしもと)
1985年10月5日東京都生まれ。
6歳のときに将棋を覚え、名門「八王子将棋クラブ」で腕を磨く。1996年、10歳で奨励会に入会。16歳で三段に昇段するもプロ入りは果たせず、26歳の年齢制限を迎え退会。
退会後に舌がんを患っていることを告白。現在は闘病生活を続けながら、普及活動やアマ棋戦に出場し活躍中。
第36回全国レーティング選手権優勝。
第51回赤旗名人戦優勝。
著書に「オール・イン 実録・奨励会三段リーグ」(宝島社)。第26回「将棋ペンクラブ大賞」文芸部門大賞。
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