山崎隆之の一手損角換わり
発売日:2015-08-18
販売元:マイナビ出版
判型:四六判
ページ数:224ページ
難易度:中級~有段
ISBN:978-4-8399-5668-4
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【A級棋士を応援!】第80期順位戦A級棋士に関連する将棋書籍をピックアップ!「本書は後手番一手損角換わりにおける、私の『失敗の歴史』を集めたものである」(まえがきより)
羽生世代後の将棋界を担うであろうプロ棋士の一人で、現在NHKで将棋番組のキャスターも務めている山崎隆之八段による一手損角換わりの戦術書が完成しました。一手損角換わりは山崎八段の得意戦法であり、竜王戦で糸谷哲郎七段(当時)が連採し、竜王獲得の原動力となったことでも有名な戦法。
本書は一手損角換わり誕生から10年の歴史と進化が凝縮された内容で、さらに書籍後半では山崎八段の経験と研究によって編み出された独自のアイディアが披露されています。
一手損角換わりは腰掛け銀に対しては有効ですが、天敵となるのが早繰り銀。
本書では基本の「△3二金型VS腰掛け銀」で一手損側が有利になることを確認し、次に早繰り銀、特に渡辺新手▲3六歩の優秀性とそれに対してどう戦っていくかを解説していきます。最新の「4手目△8八角成VS早繰り銀」の攻防の後半では、まさに「山崎流」といっていい奔放な指し回しや、糸谷竜王が編み出した△7三銀戦法を紹介、早繰り銀に対しても一手損側が十分に戦える可能性があることを示しています。
「皆さまが一手損角換わりを指される際に、できるだけ道に迷わないよう、事故に遭わないようにするためのガイド本を心掛けた」と山崎八段が言うように、今、一手損角換わりを指す上で必要な知識は全てこの本に書かれています。
本書で一手損角換わりをマスターしてぜひ実戦で試してください。
著者プロフィール
-
山崎 隆之(やまさき・たかゆき)
1981年2月14日生まれ 広島県広島市出身
1992年6級で森信雄七段門
1994年 初段
1998年4月1日 四段
2013年7月27日 八段
定跡や形にとらわれない自由な発想が魅力の関西の人気棋士。
棋戦優勝は新人王戦(2回)、NHK杯戦など5回。タイトル戦挑戦1回(第57期王座戦?2009年度)。将棋大賞は第28回(2000年度)新人賞、第30回(2002年度)勝率第一位、連勝賞、第31回(2003年度)連勝賞、第32回(2004年度)敢闘賞、第39回(2011年度)升田幸三賞特別賞を受賞。
著書に「逆転のメカニズム」(マイナビ)、共著に「相掛かり無敵定跡研究」(マイナビ)がある。
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