[将棋]マイナビ女子オープンブログカテゴリー一覧|将棋情報局

将棋情報局

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第1局の舞台となるのは神奈川県秦野市鶴巻温泉「元湯陣屋」です。

大正7年に三井財閥の別荘「平塚園」として始まり、昭和に入ってから温泉旅館として開かれた陣屋は、囲碁・将棋のタイトル戦の舞台としてファンにとってもなじみの深い場所です。マイナビ女子オープンでは第1期から五番勝負の舞台となっており、対局が行われるのは5年連続、通算で6回目です。

本ブログでは対局の模様に加え、陣屋の魅力も詳しくお伝えする予定です。

陣屋ホームページ: http://www.jinya-inn.com/
紹介動画: http://www.jinya-inn.com/movie/




(陣屋の正面玄関。情緒あふれる佇まいで来客を迎えてくれる。1歩足を踏み入れると、都会の喧騒が嘘のように消え、自然の中に溶け込むような感覚になる)


(桜は満開からやや過ぎてしまったが、いまもまだ見頃だ)

(若葉)

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両対局者が無事陣屋に到着し、15時30分から敷地内の庭園で記念撮影が行われました。陣屋の庭園は1万坪の広さを誇り、失われつつある日本の自然がいまなお息づいています。豊かな自然を背景に、両対局者が熱戦を誓いました。


(左より陣屋の若女将・宮崎知子さん、土井祥康・株式会社マイナビ執行役員社長室長、上田女流三段、森下九段、加藤女王、滝口直樹・常務取締役)


(硬い表情の両対局者。この直後に「こんなおじさんに囲まれて笑顔も出ないよねえ」と関係者に声を掛けられ、思わず表情が緩んだ。「斎藤慎太郎(五段)でもいればなあ」と笑顔で続ける森下九段)





(若葉)

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記念撮影を終え、庭園から「松風の間」に場所を移して対局室の検分が行われました。

検分はタイトル戦の恒例行事です。対局者にとって集中できる環境であるかどうかを本人が最終確認します。対局で使用するものは盤・駒や座布団、照明から空調に至るまで細部に渡って入念に事前準備がなされていますが、対局者から要望が出た場合はその場で調整することになります。

今回は陣屋での対局ということで特に問題はなく、検分は短時間で終了しました。


(駒台などまずは身の回りのものを確認)


(次に使用する駒の感触を確かめる)


(今回用意された駒は3種類。最終的に影水作、錦旗書のものが選ばれた。使い込まれて飴色に輝く逸品で、数多くのタイトル戦を見守ってきた歳月を感じさせる。上田女流三段も「この色はなかなか出ないですよね」と思わずうなる)


(「どの駒にしますか?」と尋ねられて、「迷ってしまいます」と困った表情を見せる加藤女王)

(若葉)

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検分を終えた両対局者が控室へと降りてきました。今日はこの後は食事会を残すだけとあって、2人ともリラックスした表情。タイトル戦の経験が豊富なことが、両者の立ち居振る舞いからもうかがえます。

控室では色紙への揮毫が行われました。色紙はマイナビから出版されている「将棋世界」の景品として使用されるとのことです。


(まず筆を取ったのが加藤女王)


(揮毫したのは「積」の一字)


(続けて上田女流三段が色紙に向かう)


(こちらは「進」の文字。上田女流三段は揮毫する際は「日進月歩」と書くことが多いそうだ。女流棋士となってからの歩みはまさに日進月歩である)

(若葉)

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検分終了後、主催社によるインタビューが行われました。
五番勝負に向けての抱負が語られています。
まずは防衛戦に臨む加藤女王のインタビューです。



(若葉)