[将棋]マイナビ女子オープンブログカテゴリー一覧|将棋情報局

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朝、関係者が入る前の対局室では記録係の佐々木三段が駒を磨いていた。対局ごとの盤駒の手入れも記録係の大切な仕事だ。やがて関係者が集まり、9時50分に挑戦者の加藤奨励会1級が入室。続いて9時53分に里見女王が入室した。掛け軸を背にした上座に着くのは、タイトルホルダーの里見女王だ。両者一礼をして、上位者の里見女王が駒箱を開け、盤上に駒を散らす。二人とも「大橋流」と呼ばれる作法(歩を最後に並べる)で駒を並べ、最後に里見女王が余り歩をしまい、駒箱を盤の下に置いた。

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定刻の10時になり、立会人の鈴木八段が対局開始を告げる。両対局者が深々と一礼し、先手番の里見女王が着手して対局が始まった。

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陣屋では「藤の間」が控室になっている。控室は棋戦関係者が詰める場所で、昔は指し手を記録した棋譜だけで対局の様子を知っていたが、今はビデオカメラで対局室の盤面や部屋の様子がリアルタイムで把握できる。立会人もほとんどの時間は対局室ではなく、控室で検討をするなどして過ごす。理事として訪れていた青野照市九段は、対局が始まったのを見届けて現地を去った。

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(観戦記担当の野月七段=左、立会人の鈴木八段)



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(青野九段)



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(原田泰夫九段の「堂々と勝ち堂々と負ける」の掛け軸が飾られている)


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秦野市は神奈川県中西部の市。面積の約半分が山と森林であり、市街地は四方を山に囲まれている。「秦野」という名称の由来については諸説あり、古墳時代に開拓した人々の「秦氏」に由来する説もひとつだが、証拠は見つかっていない。平安時代には「倭名類聚抄」に秦野の古名が「幡多」であるとの記載が初めて文献に現れる。鎌倉時代には「吾妻鏡」や「保元物語」などの軍記物語に「波多野氏」が登場する。発音が「はたの」と「はだの」のどちらだったのかはわかっていない。

農業では落花生の生産で有名。陣屋にも落花生を使ったお土産が置いてある。

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定刻の12時になり、昼食休憩に入った。消費時間は▲里見56分、△加藤1時間3分。昼食は両者とも陣屋カレー。カレーは陣屋の名物で、タイトル戦のときに出てくることで有名だ。今回もいつも通り、ビーフとチキンの2種類のルーが用意される。対局再開は13時から。

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