朝は大島女流二段、西山女王の順に入室しました。振り駒は角竹輝紀・マイナビ出版代表取締役社長が行い、結果は「歩」が３枚（西山女王の振り歩先）。第１局は西山女王の先手で開始されました。


（挑戦者・大島綾華女流二段）

（西山朋佳女王）



（角竹輝紀・マイナビ出版代表取締役社長による振り駒）

（玉響）

（西山女王の初手は▲７八飛）

（４手目△８五歩を着手する大島女流二段）

（対局開始直後の様子）

（玉響）

戦型は西山女王の初手▲７八飛から対抗形に進みました。対する大島女流二段は急戦を選択。両者ともに指し慣れた戦法です。そして、上図の△７五歩で後手から開戦しました。以下▲５九角△７六歩▲同飛に△７四歩（下図）と控えて打つのが手筋の一着。次に△７五銀と進出するための足場を作っています。

（玉響）
 

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（裏面）

（玉響）

図は11時30分頃の局面。控室では立会人の中川八段が活発に継ぎ盤を動かしています。△６四歩は腰の入った手で「大島女流二段らしい」と評判です。仮に▲７六歩△６六銀▲４八角なら△６五歩（参考図）で銀にヒモをつけることができます。



（関係者の控室には原田泰夫九段書の「堂々と勝ち 堂々と負ける」の掛け軸が飾られている）

（玉響）