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(大盤解説会を担当していた広瀬八段だが、終局に備えて控室に戻る)

(広瀬八段から瀬川五段にバトンタッチ。瀬川五段は「先ほど解説で先手勝ちで終局が近いようなことをいって、第2局の展望を話していてすみません。まだまだ難しい将棋でした。最後は駒得している先手が残していると思うのですが」と話していた)

(銀杏)

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16時50分ごろ、室谷女流二段は▲5六金打と△4五桂を防ぎながら馬取りをかけました。自陣に金4枚という珍しい玉形です。戦いが起こった直後から室谷女流二段は簡単には負けないような指し回しを続けています。

(対局再開前の室谷女流二段)

(銀杏)

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室谷女流二段が果敢に攻めかかっています。図は4八の角を1五に出て、加藤女王が△2四銀と応じたところ。勝ちにいった受けで、控室では△2四歩が示されていました。△2四銀に▲1一角△2二桂▲4八角(第2図)と進みました。攻めてはうまくいかないと見て、我慢した手です。一分将棋の中で我慢はなかなか指せないと控室では感心しきりでした。まだはっきりしていません。


(銀杏)

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この局面で室谷女流二段が投了しました。終局時刻は17時15分。消費時間は、▲室谷3時間0分、△加藤3時間0分。
加藤女王が防衛に向けて白星スタートです。第2局は4月27日に福島県郡山市「ホテルハマツ」で行われます。

(紋蛇)

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(終局直後の様子)

(激戦制した加藤女王)
加藤女王「序盤の構想を失敗したと思い、焦って攻めた感じでした。本譜はペースをつかんだかと思いましたが、そのあとに緩手が出てしまいました。
終盤で受ける展開でしたが、生きた気がしないというか怖すぎる展開だったので、終盤については室谷さんの勝ちがあったのではと思います。
最後の最後も▲2九銀で▲4九銀ならどうだったかわからなかったので、本当に詰ましにいくところで勝ちになったと思いました。パワフルに指すことはできましたが、反省して次に生かしたいと思います」

(敗れた室谷女流二段)
「序盤は▲4六歩(19手目)が珍しい手だと思っていました。そのあと、いきなり激しい展開になったので自信はありませんでした。(51手目▲4八角あたりは)長引けば分があるかなと思って、こちらはひたすら粘る展開だと思っていました。
終盤はリードしているという感覚はありましたが、具体的な手がわからずに決め手を発見できませんでした。それが心残りです。
初めてのタイトル戦でしたがわりと緊張せずに楽しめて指せたので、第2局はそれにプラスして内容をよくできるように心がけて指したいです」

(銀杏)