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将棋情報局

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対局が行われている将棋会館1Fにあるショップを紹介します。

盤・駒、棋書、将棋や棋士の関連グッズが豊富に取り揃えられている。

将棋を題材にした大人気マンガ『3月のライオン』のポスター。

棋書の新刊が直筆サイン入りで販売されている。

女流棋士ファンクラブ『駒桜』のトートバック。こちらの商品は楽天市場の「日本将棋連盟デジタルショップ」でも取り扱っています。

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図は14時40分過ぎの局面。前図から互いに飛車をさばきました。先に桂を取ったのは後手ですが、現在は先手も取り返して駒割りは互角。後手の角は狙われやすい位置にあるのに対して、先手の角はさばけています。さらに先手は香を拾うことができそうなのに対して、後手が9九の香を拾う余裕は見えません。総合的に見て先手よしといえるでしょう。
ただ、いま指された△1五歩は相穴熊戦の切り札ともいえる手。模様の悪さが具体的な差に広がる前に、端だけの戦いにしてしまえば、互角の形勢に持ち込めるチャンスがあります。後手の勝負手で、戦いはいよいよ終盤戦に入っていきそうです。

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図は15時半過ぎの局面。上田女流三段は後手の端攻めをうまく逆用する格好で反撃に転じ、いま角を切って鋭く決めにでました。先手勝勢とみていいようです。

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133手で上田女流三段が制し、2回戦進出を決めた。終局は16時0分、消費時間は▲上田1時間55分、△竹俣3時間。


(吟)

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終局直後の様子。

終局後のインタビューに答える上田女流三段。

【上田初美女流三段インタビュー】
―― 一局を振り返っていかがでしたか。
「歩を突いてあったので(29手目▲3六歩)銀を前に出したくなった(31手目▲5七銀~▲4六銀)のですけど、中盤はすごく難しかったですね。飛車を寄られないほう(44手目△6四飛のところ、それ以外の手)がわからなかったですね。

―― △6四飛(44手目)のところですね。
「はい。△6四飛に▲5八金と上がって、少し動きやすくなったかと思いました。と金を作られるので、すごく自信があるというわけでもなかったです。もう一手入っていたら、はっきりこちらが悪いと思いますので。本譜は歩があまり当たらないので、そこがどう生きていくのかなと思っていました。

―― 優勢を意識されたのはどのあたりでしょうか。
「この香(9九の香)が意外と取られにくいので、(相手の9一香を)取り切れればよくなるのかなと思っていました」

―― 1筋の逆襲からスピーディーな展開でした。
「そうですね。(△1六歩と)取り込まれても次にすぐなにかあるわけではなかったので。(1八の)香車が置いてあるとそんなに響かないことが多いですから」

―― 勝ちを意識したのは。
「そうですね……。難しいのですが、少しずつ優勢が広がっていったのかなと。はっきり勝ちになったというのは、部分としては難しいのですが、こちらの玉に手がつかずに攻めがつながりそうだなと思ったあたりでしょうか。桂を打って(87手目▲2五桂)角を取れると角得なので、あのあたりははっきりよかったかなと思います。


敗れた竹俣女流1級も冷静に一局を振り返った。

【竹俣紅女流1級インタビュー】
―― 一局を振り返っていかがでしたか。
「序盤で角を上がった(38手目△2四角)のがよかったのかどうか。(△3五同歩と)取るのが自然だとは思ったのですが、ちょっと流れを変えてみようかなと思って。それがどうだったのかなと。あとは、端攻め(78手目△1五歩)が思ったよりうまくいかなかったのが……」