先後同型が続いていましたが、加藤女流王座は△7二金と変化しました。
△9二香の穴熊と、△6二銀からの木村美濃を含みにした手です。
△5三銀は11時前の着手。後手は穴熊に組み、端の位を取りました。先手は向かい飛車から攻撃態勢を整えようとしています。
(紋蛇)
上田女流三段は初手▲5六歩と中飛車を目指しました。加藤女流王座は少考して△3四歩。以下▲5八飛△5四歩▲7六歩△5二飛と進みました。
戦型は相中飛車でスタートとなりました。加藤女流王座、意欲的な作戦を採用しています。
(紋蛇)
(先に入室したのは加藤女流王座。前女王に配慮し、下座に座った)
(上田女流三段は加藤女流王座が席をはずしている間に入室。「困りましたねぇ」と笑う)
(「上座に座ってください」「いえいえ、先生。私のようなものが」。上座の譲り合いが続いた)
(加藤女流王座が折れて上座に。本来の席次通りとなった)
(紋蛇)
(加藤女流王座)
(上田女流三段。前女王の登場だ)
(10時になり、対局開始)
(初手を指す上田女流三段)
(すぐ前傾姿勢になった加藤女流王座)
(▲5六歩。上田女流三段が初手に突いたのは4局のみ)
(紋蛇)
10月23日(水)は加藤桃子女流王座-上田初美女流三段戦をお送りいたします。
タイトルホルダーと前女王の一戦。1回戦屈指の好カードです。
対局は東京・将棋会館にて10時開始。持ち時間は各3時間(チェスクロック使用)、使い切ると1分将棋。先後は振り駒で決定いたします。
中継は棋譜・コメントを吟記者、ブログを紋蛇が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
(本日の千駄ヶ谷は曇り空)