控室には米長邦雄永世棋聖、青野照市九段が来訪。
飯島栄治七段の検討を見守っています。

続いて、郷田真隆九段も来訪。

（八雲）

図は16時30分頃の局面。

後手の甲斐女王が穴熊らしく△７二金打と埋めたところ。

「これは『負けません』という手ですか」
「長くなりますね」

控室ではそんな声が聞こえています。

検討では△６九飛▲４六角打△６五飛成▲８八角成△同金▲７一銀、のような一直線の寄せ合いで後手が勝てる順を探していましたが、簡単には見つかりませんでした。甲斐女王も攻め合いでは成算が持てなかったため、いったん受けに回ったと思われます。

「しかし、（△７二金打は）少し受け過ぎの感もありますね。後手の△５六歩が好手だったということでしょう。居飛車も盛り返した雰囲気で、形勢はわからなくなりました」（佐藤紳哉六段）

（八雲）

控室には、本日将棋会館で対局中の広瀬章人王位と及川拓馬四段が来訪。
対局中なのでさすがに検討はしませんが、二人並んで仲良く検討の様子を見守っていました。

（八雲）

控室では、屋敷伸之九段、佐藤紳哉六段による検討に熱が入ってきました。
現局面は△３三角の評判がよく、控室では後手のいい変化が増えています。

先手はここで何か繰り出せないと苦しくなりそうです。

（八雲）

図は15時30分頃の局面。

後手の70手△２五桂の評判がよく、玉の堅さも含めて控室ではやや振り飛車持ちの声が多くなっています。ただ、検討では難しい変化も多く、まだ大きな差ではないようです。

15時30分頃の対局室モニターの映像。

（八雲）