[将棋]マイナビ女子オープンブログ|将棋情報局

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昨日29日、名人戦七番勝負が決着しました。名人戦七番勝負とマイナビ女子オープン五番勝負は、それぞれ年度の最初に行われるタイトル戦という共通点があります。将棋会館のある千駄ヶ谷は日差しが強く、早くも夏の気配がありました。将棋会館1階の販売部では両対局者の揮毫扇子や、マイナビ出版の棋書が置かれています。外に出て向かいにある鳩森八幡神社では、新年恒例の祈願祭が行われる将棋堂を見ることができます。花手水には涼しげな色のアジサイが浮かんでいました。








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14時、両対局者のおやつに「ピラミッドケーキ いちご」が出されました。里見女流四冠は飲み物に「青森県産りんごストレートジュース」と「カフェインレスアイスハニーカフェ・オレ」を頼んでいます。西山女王は飲み物の注文はありませんでしたが、昼食休憩明けに朝と同じ「アイス沖縄黒糖ラテ」を追加で頼んでいました。


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再開前、特別対局室では手番の西山女王が早めに戻っていました。うつむいたり、額を押さえたりと悩ましそうな様子です。里見女流四冠は再開の数分前に戻り、13時に対局が再開されました。








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12時、西山女王の手番で昼食休憩に入りました。消費時間は▲西山女王1時間18分、△里見女流四冠41分。昼食の注文は西山女王がざるそば大盛り(ほそ島や)、里見女流四冠が肉豆腐キムチ弁当(鳩やぐら)。肉豆腐の具はキノコか糸こんにゃくを指定でき、里見女流四冠はキノコを選んでいます。また、里見女流四冠は飲み物にアイスロイヤルミルクティーを注文しました。対局は13時に再開されます。
本局で使われている駒は大竹竹風師作、菱湖書の盛上駒。控室には日本将棋連盟会長の佐藤康光九段が姿を見せていました。







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本局は西山女王の初手▲7八飛で始まりました。里見女流四冠が△3四歩(10手目)と角道を開けると、西山女王が▲2二角成△同飛▲8八飛と手損を承知で角交換型の相振り飛車に持ち込んでいます。工夫の作戦ですが、角を持ち合う展開は手詰まりになりやすいため、先手番の西山女王に打開が求められます。控室では深浦九段と鈴木九段が検討し、「千日手かなあ」という鈴木九段の声も聞かれました。

11時、▲3六歩(43手目)に里見女流四冠が時間を使っています。深浦九段は「左右反転した角換わりのようですね」と話しました。金の位置、銀の位置と双方の陣形が微妙に異なっています。この差がどう出るか、興味深い序盤戦といえます。


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