[将棋]マイナビ女子オープンブログカテゴリー一覧|将棋情報局

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西山朋佳女王に里見香奈女流四冠が挑戦する第15期マイナビ女子オープン五番勝負は、第3局を終えて西山女王1勝、里見女流四冠2勝と、挑戦者が奪取まであと1勝としました。西山女王がカド番をしのいでフルセットに持ち込むか、里見女流四冠が女王復位を決めるか。第4局は5月30日(月)、東京・将棋会館で行われます。立会人は深浦康市九段、記録係は野田澤彩乃女流初段。持ち時間は各3時間(チェスクロック使用)、使いきると1手60秒の秒読み。対局開始は10時、昼食休憩は12時から13時。第4局は西山女王の先手です。
インターネット中継は棋譜・コメント入力を睡蓮、ブログを文が担当します。

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東京・将棋会館でのタイトル戦は通例、特別対局室で行われます。今朝は西山女王、里見女流四冠の順に入室。西山女王が駒箱を開けて準備が始まりました。盤側では株式会社マイナビ社長室の山下由貴さん、立会人の深浦九段、日本将棋連盟常務理事の鈴木大介九段が見守りました。






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定刻の10時、深浦九段が開始を告げて対局が始まりました。西山女王が初手を指すまでにしばらくの間があったことが印象的です。カド番という重みを感じさせました。




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朝、西山女王からは飲み物の注文があり、「アイス沖縄黒糖ラテ」が用意されました。里見女流四冠の注文はありませんでした。

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本局は西山女王の初手▲7八飛で始まりました。里見女流四冠が△3四歩(10手目)と角道を開けると、西山女王が▲2二角成△同飛▲8八飛と手損を承知で角交換型の相振り飛車に持ち込んでいます。工夫の作戦ですが、角を持ち合う展開は手詰まりになりやすいため、先手番の西山女王に打開が求められます。控室では深浦九段と鈴木九段が検討し、「千日手かなあ」という鈴木九段の声も聞かれました。

11時、▲3六歩(43手目)に里見女流四冠が時間を使っています。深浦九段は「左右反転した角換わりのようですね」と話しました。金の位置、銀の位置と双方の陣形が微妙に異なっています。この差がどう出るか、興味深い序盤戦といえます。


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